ビットコインの急騰は、過去の弱気相場終盤にみられた反発局面と似た構図との見方が出ている。写真=Shutterstock

ビットコインが直近1週間で26.81%上昇し、6万ドル台から7万ドル後半まで急伸した。アナリストのアリ・チャートは、この値動きについて、過去の弱気相場終盤にみられた反発パターンに近いとの見方を示した。CoinPostが24日、伝えた。

アリ・チャートによると、ビットコインは約6万2700ドルから7万9500ドル水準まで上昇した。今回の上昇は短期的な戻りにとどまらず、市場構造の変化を示すシグナルとなる可能性があるとしている。

背景として挙げたのがショートスクイーズだ。価格が上昇し始めると、弱気筋が売りポジションを積み増し、その後の強制清算によって上昇がさらに加速する展開は珍しくないという。今回の急騰も、こうした空売りの巻き戻しが発端になった可能性があると指摘した。

同氏は、今回の動きが過去2回の局面と似ているとも分析した。2019年にはビットコインが週次で31.98%上昇し、弱気相場の終了を示すシグナルとして受け止められた。2023年1月にも、FTX破綻後で悲観論が強かった局面で1週間に24.90%上昇し、弱気シナリオを崩すきっかけになったという。

この2例でも、反発の起点はショートスクイーズだったとしている。相場上昇局面で追加下落に賭けた市場参加者が結果的に清算圧力を強め、上昇幅を一段と拡大させる流れが共通していたという。

また、多くの投資家が暗号資産の「4年サイクル説」をもとに底入れ時期を見極めようとしていたなかで、今回の急騰が起きた点にも注目した。「歴史が繰り返すなら、この種の強い週次反転は新たな強気サイクル入りの初期シグナルになり得る」との見方を示した。

もっとも、同氏は今回の分析を確定的な見通しとして示したわけではない。あくまで過去事例との比較に基づく解釈であり、同じパターンがそのまま再現されるとは断定できないとした。

市場の次の焦点は、今回の急騰が一時的なショートカバーにとどまるのか、それとも相場反転の起点となるのかに移る。過去と同様に弱気相場終了のシグナルとして定着するかどうかは、急騰後も価格水準を維持できるかが鍵になりそうだ。

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