XRP(写真=Shutterstock)

XRPは緩やかに値を切り上げるのではなく、短期間で大きく上昇する可能性がある――。ブロックチェーン系メディアのThe Crypto Basicは18日、BlackSwan Capitalist創業者のバーサン・アルジャラ氏がこうした見方を示したと報じた。

同氏は、XRPの実需が本格化した場合、価格は一直線に上昇するのではなく、急激な跳ね上がりを伴う展開になりやすいと指摘した。

背景として挙げたのは、国境間決済、トークン化、機関需要の拡大だ。規制の明確化に加え、銀行による導入、トークン化市場の成長、国境間決済の取引量拡大が同時に進めば、価格形成は直線的ではなく、短い期間に大きく動く可能性があるという。

アルジャラ氏は、XRPの上昇は「安定した直線」ではなく、「激しい跳躍」に近い形になると説明。市場環境が一度に整えば、通常を大きく上回る上昇幅となる可能性もあるとした。

その要因として、滞留していた流動性の流入、ショートポジションの清算、機関投資家の同時参入の可能性を挙げた。こうした条件が重なれば、比較的短期間のうちに複数回の急騰局面が訪れ得るとしている。

これらの見解は、暗号資産アナリストのエド・パリナ氏とのポッドキャスト対談で示された。アルジャラ氏は、XRPを新たなデジタル経済における決済インフラと位置付けている。

また、実物連動資産(RWA)のトークン化が広がるほど、それを支える効率的な決済ネットワークへの需要も高まると指摘した。ブロックチェーンネットワークがこうした役割を担えば、暗号資産市場全体の短期的な値動きに左右されにくい成長シナリオを描けるとの見方も示した。

さらに、従来の銀行システムの限界が鮮明になるなか、XRPのほか、Stellar(XLM)やHedera(HBAR)も、迅速かつ低コストな国境間決済やRWAトークン化に適した設計だと評価した。

一方で、こうした移行は短期で完了するものではなく、価格変動も大きいとみている。インフラ自体はこの10年にわたり着実に構築・検証されてきた一方、市場ではなお長期的な期待が十分に織り込まれていないと説明した。

足元の値動きは軟調だ。CoinMarketCapによると、XRPは1.14ドル(約171円)で推移し、24時間で3.45%下落した。直近1週間では小幅高だったが、1カ月では16%下落し、年初来では約36%安となっている。

こうしたなか、市場ではXRPの長期的な実用性と短期的な価格パフォーマンスの乖離をどう見るかが引き続き焦点となる。トークン化や機関採用が実需に結び付くか、また規制環境の整備や決済取引量の拡大がいつ価格に反映されるかが注目されそうだ。

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