Shiba Inuの主要アンバサダーとして知られるサトシ・クサマ氏が、X(旧Twitter)で沈黙を続けている。プロフィールは更新したものの、新たな投稿や他ユーザーとのやり取りは確認されておらず、コミュニティや市場参加者の関心が集まっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが現地時間21日に報じたところによると、クサマ氏は最近Xのプロフィールを更新したが、それ以外に目立った動きはない。
最後の投稿は5月13日で、Shiba Inuの開発者カル・ダイリャ氏をタグ付けした内容だった。その後は発信も反応も止まっており、SHIBコミュニティでは今回のプロフィール変更を数少ない手掛かりと受け止める見方が広がっている。
プロフィールには現在の優先事項として、「集中:AIアプリ/サイト、R.OSの仕上げ作業、ベータ版Webサイト完成、最終バグ修正」との文言が加わった。一方で、「バックログ」「マーケティング」「ポジショニング」といった既存の記載は維持されている。
市場では、この更新をAI関連の独立プロジェクトが最終段階に入った兆候とみる向きがある。ただ、クサマ氏は具体的な日程や追加説明を示していない。過去にも、Xでの活動を抑えている理由について、革新的な取り組みに集中するためだと説明し、独自のAIイニシアチブを進めていると示唆していた。
実際、クサマ氏は過去の投稿で次のように述べていた。
「GM/GE。今日、これまで議論されてきた内容と、Wise AIが世代間の呪いを断ち切り、新たな世代間の祝福の段階を始める力を私たちにどう与えるのかを要約する。来週、神の思し召しがあれば、プロジェクトのウェイトリストを公開する。まだいくつかのバグに対応中だ」
こうした沈黙は今回が初めてではない。2024年末以降も、クサマ氏は同様に対外発信を絞り込み、必要に応じてXのプロフィール変更や短い投稿で開発状況をにおわせてきた。今回も通常の投稿に先立ってプロフィール更新が行われたことで、コミュニティは直接的な説明よりも間接的なサインの読み取りを重視する局面となっている。
プロジェクト側の発信が鈍るなか、SHIB価格も明確な反発を欠いたまま軟調に推移している。記事執筆時点では24時間で1.84%下落し、0.000004699ドル(約0.00070円)。直近1週間では約7%下落した。
足元の値動きは、直近安値圏でのもみ合いが続く。ミームコイン市場全体が広範な弱気地合いのなかで過熱感を失い、主要トークンも急騰局面から調整・持ち合い局面へ移ったとの見方が出ており、SHIBもおおむね同じ流れにあるとみられている。
先週までの推移をみると、SHIBはいったん反発した後、リスク資産回避の地合いが強まるなかで上昇分の大半を失った。週末にかけて下げはやや落ち着いたものの、6月16日以降は5日続落しており、なお下値不安が残る。
短期的には、サポートとレジスタンスが焦点となる。市場では、下落が続いた場合に0.0000043ドル(約0.00065円)のサポートを維持できるか、反発局面では0.0000055ドル(約0.00083円)のレジスタンスを突破できるかに注目が集まっている。クサマ氏から追加発信がないなか、SHIBコミュニティはXアカウントのわずかな変化と価格動向をあわせて見守っている。