アイズエンターテインメントのナムグン・フン代表は24日、Kakao Games株を市場で1%取得したと明らかにした。JoyCityやWemade Playに続くゲーム株への投資で、ゲーム産業の再成長余地と、Kakao Gamesの株主構成の変化を踏まえて判断したとしている。
ナムグン氏は自身のFacebookで、「前回のWemade Play株1%の市場取得に続き、Kakao Games株をさらに1%取得した」と公表した。
取得の理由については、市場によるゲーム産業の評価と自身の見立てに開きがあると説明した。株式市場ではゲームが成熟産業を経て衰退局面に向かう分野と受け止められている一方、技術変化を通じて再び成長できる産業だと判断しているという。
同氏は、今後の成長軸として2つの方向性を挙げた。1つは高度な技術を基盤に、現実と仮想の境界が薄れていくハードコアゲーム。もう1つは、AIを活用することで、誰でも手軽に遊べ、自ら制作にも参加できるカジュアルゲームだ。
利用体験の高度化と、制作・参加の参入障壁の低下が同時に進むことで、ゲーム産業は新たな成長局面に入るとの見方を示した。
Kakao Gamesについては、株主構成の変化が新たな成長機会につながる可能性があると評価した。Kakaoの持ち分売却後、LINEヤフーが出資するLAAA Investmentが筆頭株主となり、KakaoとTencentが主要株主として残る構造に触れ、「再び成長の機会を迎える」との見方を示した。
Kakao Gamesは6月、LINEヤフーが出資するLAAA Investmentを筆頭株主に迎え、Kakaoは14.68%を保有する第2位株主となった。
ナムグン氏による最近のゲーム株投資は、個別企業への投資にとどまらず、ゲーム業界全体に対する見方を示す動きとしても注目される。これに先立ち、JoyCity株を取得したほか、Wemade Play株も市場で1%買い増していた。
Wemade Playへの投資では、KOSDAQ市場とゲーム株が過度に割安だと判断したことを取得の背景に挙げていた。
今回のKakao Gamesへの投資では、AIや技術進化に伴うゲーム産業の成長シナリオまで踏み込んで示した形だ。市場が成熟や成長鈍化を重視するなか、技術変化が成長の形そのものを変え得る点を投資判断の軸に据えたとみられる。
ナムグン氏は過去にKakao Gamesの代表を務め、その後はKakaoの代表取締役も歴任した。現在はAIスタートアップのアイズエンターテインメントを率いている。