Android Autoのイメージ画像=Shutterstock

Android AutoとAndroid Automotive OSの最大の違いは、スマートフォンに依存するかどうかにある。米ITメディアのEngadgetが8月23日(現地時間)、両者の違いを整理して報じた。

Android Autoは、Androidスマートフォンが処理を担い、その画面や機能を車載ディスプレイに表示する仕組みだ。一方、Android Automotive OSは車両のハードウェア上で直接動作する車載OSで、スマートフォンを前提としない。

一般ユーザーにとって、よりなじみ深いのはAndroid Autoだ。スマートフォンを車両に接続すると、運転中でも使いやすいインターフェースが車載画面に表示される。ナビゲーションや音楽、メッセージ、対応アプリなどを車内で利用でき、Apple CarPlayに対抗するGoogleの車載向けサービスとして知られている。

接続はスマートフォンが中心となる。Android AutoはUSB接続とワイヤレス接続の両方に対応するが、実際に利用できるかどうかは、スマートフォンと車両の対応状況によって異なる。Engadgetは、Android Autoについて「多くのドライバーにとって、よりなじみのある体験だ」と説明している。

これに対し、Android Automotive OSは仕組みそのものが異なる。車両側のハードウェアで直接動作するため、スマートフォンが主要な処理を担う必要はない。Engadgetも、これを「まったく性格の異なる製品」と位置付けた。

違いは使い方にとどまらず、役割にも及ぶ。Android Autoはスマートフォンの機能を車載画面へ拡張する仕組みであるのに対し、Android Automotive OSは車内に搭載されるOSそのものとして機能する。ユーザーはスマートフォンを接続しなくても、車両システムを利用できる。

EngadgetはAndroid Automotive OSについて、「スマートフォンが重い処理を担う必要がない」とも説明した。

さらにGoogle Built-inまで含めると整理はより複雑になる。ただ、今回の説明で重要なのは、Android AutoとAndroid Automotive OSを同じ製品として捉えるべきではないという点だ。

名称は似ていても、Android Autoはスマートフォンを基盤とした車載連携サービスであり、Android Automotive OSは車両に直接搭載されるOSだ。

車載ソフトウェアを選ぶ際には、まずこの違いを確認する必要がある。ドライバーのスマートフォンを車載画面に接続して使うのか、それとも車両自体がAndroidベースのシステムを内蔵しているのかによって、利用体験は大きく変わるためだ。

要するに、両プラットフォームを分けるポイントは機能の多さではない。システムがどこで動作するかが、本質的な違いとなる。

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