Stellar(XLM)がこの1週間で22%超上昇し、中期上昇転換の節目に差し掛かっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが22日(現地時間)に報じたところによると、XLMは週間で22.33%上昇し、週足終値は0.19111ドルだった。足元では次の上昇局面入りを探る動きとなっている。
今回の上昇局面では、先行して急伸したXRPにXLMが追随する構図が鮮明になった。XRPは週間で40.94%上昇して1.3988ドルとなり、足元では1.51ドル近辺で推移している。XLMも反発し、0.1990ドルを上回った。
もっとも、上昇を支えた材料は両者で異なる。XRPは、Rippleの最高経営責任者(CEO)ブラッド・ガーリングハウス氏のホワイトハウス訪問や、クラリティ法案を巡る議論が背景とされた。一方のStellarは、実物資産連動(RWA)トークン化で存在感を高めている。
Stellarネットワーク上のRWA規模は30億ドルを超えた。米国外の国債トークン化分野では世界最大級のネットワークとされ、Franklin TempletonやOndoとの協業を通じて約4億9000万ドルが発行済みだという。
中期的な材料としては、米証券集中保管機関DTCCとの統合も注目されている。DTCCは114兆ドル規模の資産を管理しており、2027年上半期にはRussell 1000構成銘柄の証券や上場投資信託(ETF)をStellarに導入する取り組みが進んでいるとされる。
ネットワークの拡張も進む。Stellarの月間アクティブ開発者数は2968人と過去最高を記録した。さらにProtocol 28への移行が進めば、処理能力は65%増の毎秒3351件規模に拡大する見通しだ。
テクニカル面でも分岐点が意識されている。週足チャートでは、XLMは0.15232ドルの安値から反発した後、0.191〜0.194ドルに位置する移動平均線のゾーンに接近している。
同時点でXRPの週足RSIは深い買われ過ぎ圏に入った。一方、XLMには次の節目まで上昇余地が残っているとの見方が出ている。
強気シナリオでは、0.217〜0.230ドルの抵抗帯を上抜けできるかが焦点となる。この水準を週足で上回って定着すれば、次の目標として0.26ドルと0.30ドルが意識される。
半面、上昇の勢いが鈍れば短期の利益確定売りが強まり、0.195ドルの突破に失敗する可能性もある。その場合はレンジ相場に戻り、0.177ドルや0.152ドルの支持線を試す展開も想定される。
今後の注目日程もはっきりしている。Stellarの方向感を左右する材料としては、9月中旬に予定されるProtocol 28の投票に加え、ワシントン発のクラリティ法案を巡る報道が挙げられる。XRPに比べて上昇ペースは緩やかだが、RWAトークン化の主導権と技術アップグレードを追い風に、追走が続くかが焦点だ。