写真=KB金融グループ

KB金融グループは8月24日、浮島丸事件をテーマにした映像コンテンツ「舞鶴が記憶する、あの日の歴史」を公開した。沈没日の8月24日に合わせて公開したもので、京都府舞鶴の事故海域や追悼施設などを現地取材した内容となっている。

この映像は、6月に公開した「浮島丸、私たちが記憶すべき物語」に続く作品となる。KB金融グループはソ・ギョンドク誠信女子大学教授とともに現地を訪れ、事故海域や追悼施設、遺骨を安置している寺院などを巡った。あわせて、現地の追悼団体関係者の証言も収録した。

浮島丸事件は、1945年8月24日、朝鮮人の強制動員者らを乗せて釜山へ向かっていた浮島丸が、京都府舞鶴沖で沈没した出来事を指す。発生から80年以上が過ぎた今も、真相究明や犠牲者遺骨の送還といった課題が残っている。

映像では、舞鶴の事故現場や追悼施設を中心に、事件の痕跡をたどっている。浮島丸は沈没後、船体が長期間放置された末に1954年に引き揚げられたが、その過程で船内に残されていた遺骨の一部が失われたとみられている。

「浮島丸殉難者を追悼する会」の会長は映像内で、「沈没事故が起きた時点で、直ちに原因を究明し、遺骨収容を優先すべきだった。それにもかかわらず9年間放置されたことは、到底容認できない」と述べた。

KB金融の関係者は、「解放から80年以上が過ぎた今も終わっていない歴史を多くの人と共有し、いまだ祖国に戻れていない犠牲者の遺骨送還への関心を高めるきっかけにしたいと考え、制作した」と説明した。その上で、「日本に残る遺骨が一日も早く故郷へ戻れるよう、民間レベルでの関心と支援を続けていく」とした。

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