Qualcomm Technologiesは7月23日、Samsungの新型Galaxy製品群に「Snapdragon 8 Elite 5th Gen for Galaxy」「Snapdragon Wear Elite」「Snapdragon AR1 Gen 1」が採用されたと発表した。対象はGalaxy Z Fold8 Ultra、Galaxy Z Fold8、Galaxy Z Flip8、Galaxy Watch9、Galaxy Watch Ultra2、次世代インテリジェントアイウェア。スマートフォンに加え、スマートウォッチやスマートグラスまで採用範囲が広がった。
スマートフォン向けの「Snapdragon 8 Elite 5th Gen for Galaxy」は、Qualcomm独自設計のモバイルCPU「Qualcomm Oryon CPU」をベースとする。Galaxy Z Fold8 Ultra、Galaxy Z Fold8、Galaxy Z Flip8に搭載され、AI機能やカメラ機能、ゲーム性能、接続体験の強化を支える。Qualcommは、業界最高水準の性能と電力効率を両立したとしている。
SamsungのスマートウォッチにSnapdragonが採用されるのは今回が初めてだ。「Snapdragon Wear Elite」はGalaxy Watch9とGalaxy Watch Ultra2に搭載され、複数センサーのデータを統合処理するセンサーフュージョン技術に対応する。Qualcommはこれにより、継続的な健康データの取得や、個別化した健康情報の提供が可能になると説明した。
アイウェア分野では、Qualcomm、Samsung、Googleの協業も広がる。「Snapdragon AR1 Gen 1」を採用したインテリジェントアイウェアを巡っては、Gentle MonsterとWarby Parkerが同日、今秋発売予定コレクションの新デザイン2種を公開した。
Qualcommのクリスティアーノ・アモンCEOは「AIが人々の日常的なパーソナルデバイスに組み込まれる新たな時代に入っている」としたうえで、「Samsungと30年以上にわたって築いてきたイノベーションを基盤に、次世代モバイル体験の新たな基準を共に形作れることを意義深く思う」とコメントした。
Samsung ElectronicsでMX事業部の開発室長兼最高執行責任者を務めるチェ・ウォンジュン氏は、「新しいGalaxyラインアップは、Qualcomm Technologiesとの緊密なエンジニアリング協業の成果だ」と説明。「両社は各Galaxyフォームファクター向けにSnapdragonプラットフォームを最適化し、Galaxy AI体験を支える中核的な性能と電力効率を確保した」と述べた。そのうえで、「ユーザーはスマートフォン、ウォッチ、スマートグラスにわたり、一貫したプレミアムなGalaxy体験を享受できる」とした。