Teslaが、Cybercab、Tesla Semi、Megapack 3について、これまで示していた2026年の量産計画を株主書簡から削除した。4〜6月期決算では増収を確保したものの、利益面は悪化した。米TechCrunchが22日(現地時間)に報じた。
4〜6月期の株主書簡では、Cybercab、Tesla Semi、Megapack 3の3製品について、2026年に量産へ移行するとの記載が見当たらなかった。あわせて、Optimusの量産計画に関する言及も削除された。
一方でTeslaは、CybercabとTesla Semiの量産に向け、バッテリー生産、特に4680セルの増産を進めていると説明した。Megapack 3の遅れの理由や、Optimusに遅延が生じているかどうかについては触れていない。
Cybercabは今年初め、米テキサス州オースティン工場で量産初号車の生産を開始した。Tesla SemiとOptimusは、引き続き生産ラインの立ち上げ段階にある。
Teslaは今年1月時点まで、Cybercab、Tesla Semi、Megapack 3が年内に量産に入るとの見通しを示していた。
業績面では、次世代製品への投資拡大を背景に、4〜6月期は増収減益となった。売上高は282億ドルと、前年同期の225億ドルから26%増加。前四半期の223億8000万ドルも上回った。
自動車部門の売上高は205億ドルで、前年同期の166億ドルから増加した。車両引き渡し台数は48万台を超え、1〜3月期から12万台以上増えた。
米国外では、韓国、オーストラリア、コロンビア、日本、台湾、タイ、ポルトガル、フィリピン、チリ、スロベニア、リトアニアなど複数の市場で過去最高の販売を記録した。
エネルギー貯蔵装置と太陽光事業の売上高は31億ドルで、前年同期比13%増だった。FSD(監視付き)のサブスクリプション件数は148万件となり、前年同期比56%増加した。
一方、純利益は11億ドルで、前年同期比5%減。営業費用は43億ドルと47%増加し、営業利益は3億9800万ドルで57%減となった。
フリーキャッシュフローは10億ドルの赤字だった。前四半期は14億4000万ドルの黒字、前年同期も1億4600万ドルの黒字で、いずれも今期は赤字に転じた。
Teslaは、EVメーカーからAIやロボティクス、関連サービス企業への転換を進める中で、支出を増やしている。最高財務責任者(CFO)のバイバブ・タネジャ氏は先に、今年残りの期間はキャッシュフローがマイナスになるとの見通しを示していた。
またTeslaは、2026年の設備投資計画として250億ドルを見込んでいる。