MetaのLlama。写真=Shutterstock

Metaが、社内組織「AAI Labs」でOpenRouterに対抗するAIモデルルーター「Switchboard」を開発していることが分かった。リクエストの難易度に応じて処理に使うモデルを切り替える仕組みで、社内のコスト削減に加え、外部提供の可能性も検討している。The Informationが21日(米国時間)、内部文書を引用して報じた。

報道によると、7月の社内メモでは、AAI Labsで承認されたプロジェクトは約200件に上る。対象は消費者向け製品、開発者ツール、社内インフラに及ぶという。

このうちの1つがSwitchboardだ。ユーザーやAIエージェントからのリクエストの難易度をスコア化し、その内容に応じて処理モデルを振り分ける。比較的単純なリクエストは小型で低コストのモデルに回す仕組みで、OpenRouterの「Auto Router」に近いとされる。

Switchboardはなお初期段階にあり、最終的に製品化されない可能性もあるという。

The Informationによれば、MetaはSwitchboardをまず社内のコスト削減に活用し、将来的にはAIコーディングエージェントを大規模運用する組織向けに外部提供することも視野に入れている。

Metaは今年、AIインフラなどに1450億ドルを投じる見通しだ。前年の2倍超に膨らむ。

AIモデルのルーティング市場では、OpenAIやDatabricks、Palantirも製品を投入しており、注目分野となっている。OpenRouterは4月時点で企業価値を13億ドル(約1950億円)と評価され、最近ではビッグテックによる買収観測も出ている。

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