XRPが、数週間にわたって続いていた対称三角形の上限を上抜けた。短期的な強気シグナルと受け止められており、市場の視線は次の上値メドである1.18ドル、さらに1.29ドルを試す展開に向かうかに集まっている。
The Crypto Basicが21日付で伝えたところによると、XRPは足元の上昇を背景に、複数週に及んだ収れん局面を上放れた。ビットコインの反発が市場全体の地合いを支える中、買いが優勢となり、従来の上値抵抗を突破した後も上昇基調を維持している。
日足では4日連続で陽線を付けた。ブレイク後も値持ちしており、テクニカル面では短期的な流れの変化を示す動きとみられる。
今回の対称三角形は、XRPが6月15日に1.29ドルを付けた後、戻り高値を切り下げる一方で安値を切り上げ、値幅を徐々に縮小させたことで形成された。7月15日に1.12ドル近辺で直近の切り下げ高値を付けた後は、ボラティリティがさらに低下し、1.13ドル近辺が主要なブレイク水準として意識されていた。
もっとも、三角持ち合いを上抜けた後に相場が一本調子で上昇するとは限らない。短期的にもみ合うほか、上抜けた抵抗線をあらためて下値として確認する戻りが入る可能性もある。
目先の焦点は、XRPがブレイク水準である1.13ドル近辺を維持できるかどうかだ。この水準を下値支持として固めることができれば、上値抵抗を順に試す展開につながる可能性が高まる。
短期の抵抗線として意識されるのは1.18ドルで、この水準は7月初旬に上昇が止められた価格帯に当たる。ここを明確に上抜ければ、買い優勢を示すシグナルとして受け止められやすい。次のターゲットは、今回の対称三角形が形成される起点となった1.29ドルで、現水準からは約14%の上昇余地がある計算だ。
7月の季節性も参考材料として挙がっている。原文によると、米国の中間選挙が行われる年の直近3回の7月に、XRPは平均14%上昇した。2014年7月には、月初比で34%高い水準で月間取引を終えたケースもあった。足元の三角持ち合い上放れとこうした季節性が重なれば、上値再トライへの期待が強まる可能性がある。
需給面では、取引所からの資金流出も目立つ。直近7日間では、市場参加者が純額で3200万ドル相当額のXRPを取引所から引き出した。短期的な売却よりも保有を選ぶ動きが強まっている可能性を示す材料といえる。
今後の注目点は、まず1.13ドル近辺を守れるかどうか。その上で、1.18ドル、1.29ドルの順に上値抵抗を突破できるかが焦点となる。チャート形状の改善と取引所流出の増加が同時に確認されたことが、今回のXRP相場を支える主な材料となっている。