XRPが数週間続いた収束局面を上放れ、テクニカル面で強気シグナルが意識されている。次の焦点は1.12~1.13ドル(約168~170円)に位置する100日移動平均線で、その先の上値メドとして1.24ドル(約186円)前後の200日移動平均線も視野に入ってきた。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが21日(現地時間)に報じたところによると、XRPは7月の大半を三角持ち合いの中で推移した後、下落抵抗線を上抜けた。
上昇率自体は日次で約2%にとどまったが、市場が注目したのは上げ幅そのものよりもチャート形状の変化だ。6月初旬から続いていた高値切り下げの流れが今回の上抜けで途切れ、価格は下落トレンドラインと上昇サポートラインに挟まれた保ち合いを抜けた。
トレンドライン付近にあった50日移動平均線も上回っており、相場の支援材料と受け止められている。
出来高はブレイクを試す過程で増加した。こうした収束パターンは一般に大きな値動きの前触れとみられており、今回は上方向へのブレイクとの見方が広がっている。
とりわけ今回は、反発が出来高の増加と市場参加の広がりを伴っていた点がこれまでと異なる。過去の戻り局面では抵抗線の手前で失速する場面が目立ったが、今回は抵抗線の突破と出来高増加が同時に確認された。
この動きについて市場では、買い手が従来のサポート維持にとどまらず、上値抵抗を切り崩す段階に入りつつあることを示しているとの受け止めが出ている。
次の注目点は、1.12~1.13ドル近辺の100日移動平均線だ。この水準は過去の戻り局面でも上値の壁として意識されてきたとされ、明確に上抜ければ強気シナリオが一段と強まる可能性がある。
その先の抵抗帯としては、200日移動平均線が位置する1.24ドル近辺が挙げられる。
モメンタム指標にも改善がみられる。相対力指数(RSI)は数週間ぶりに55を上回り、買い圧力の強まりを示した。一方で、なお過熱圏には達していないとの見方もある。
もっとも、今回のブレイクで直ちに一段高が確定したわけではない。市場では、XRPが従来の抵抗線を再び下回らず、1.10ドル(約165円)近辺のサポートを維持できるかを見極める必要があるとの指摘が出ている。
短期的には、ブレイク後の価格帯に定着できるかが最大の焦点となる。新たに確保した水準を維持できれば、年初来でも有力な回復局面の一つにつながる可能性がある。