XRPの未決済建玉が24億ドルを超えた。直近1週間で約1億2500万ドル増えており、市場では1.18ドルの上抜けが次の焦点になっている。足元の反発は現物より先物主導の色が濃く、上昇が持続するかどうかに注目が集まっている。
CryptoSlateによると、21日時点でXRPは1.18ドルの抵抗線を目前に、デリバティブ市場でポジションの積み上がりが再び進んでいる。
XRPは1.14ドル前後で推移し、過去48時間で1.5%上昇した。CoinGlassによれば、先物取引高は19億8000万ドル、現物取引高は2億7400万ドルだった。清算額は253万ドルにとどまった。CoinGecko集計では、全取引所ベースの売買代金は11億2000万ドルと、前日比63.5%増となった。
市場が最も注視しているのは1.18ドルの水準だ。現在値を約5.5%上回る水準にあり、今回の反発が一時的な戻りにとどまるのか、それとも一段高につながるのかを見極める節目とされる。直近のテクニカル分析でも、日足終値で1.18ドルを上回れば、50日指数移動平均線と1.26ドル近辺を次の上値目標として意識しやすくなるとの見方が出ている。
今回の反発局面は、現物市場より先物市場が主導している。過去24時間の先物取引高は現物の7.2倍に達した一方、清算額は限定的だった。このため、積み上がったポジションの多くは、まだ一方向に大きく傾く段階には入っていないとみられている。
足元の資金調達率は0.0066%で、ロング勢がショート勢に支払う状態となっている。ただ、この水準は大規模な清算に先立ってみられる過熱圏には達しておらず、ロング優勢ではあるものの、過度な偏りと判断するには早いとの受け止めが多い。
ETFへの資金流入も、相場反発を支える材料として意識されている。XRPの現物ETFは16日に678万ドルの純流入を記録し、関連商品の純資産残高は10億ドルに迫った。累計流入額は15億ドル規模に達するという。
もっとも、この日の流入額はXRPの直近1日の現物売買代金の1%にも満たない。市場全体を押し上げる主因というより、下支え材料にとどまるとの見方が優勢だ。
今後の焦点は、1.18ドル突破と1.08ドル割れの有無にある。日足終値で1.18ドルを上回り、1日の売買代金が10億ドル前後を維持できれば、次の目標として1.26ドル近辺が意識される可能性がある。逆に、1.14〜1.18ドルのレンジで上値を抑えられた後、1.08〜1.10ドルの支持帯を割り込めば、反発局面で積み上がったポジションの縮小が本格化する可能性がある。その場合、1ドルが当面の最終的な下値めどとして意識されそうだ。
足元では、売買代金の増加、緩やかなロング優勢、限定的な清算、そして7月14日比で1億2500万ドル増えた未決済建玉が同時に確認されている。今後数日間は、買いが先に1.18ドルの抵抗線を突破するのか、それとも先物ポジションの巻き戻し圧力が強まるのかが、相場の方向性を左右する主な変数となる。