Tesla(写真=Shutterstock)

Teslaは、ロボタクシーサービスをフロリダ州オーランドとタンパに拡大した。米メディアThe Vergeが21日(現地時間)に報じた。TeslaはX(旧Twitter)で両都市のサービスエリアを示す地図を公開し、提供開始を告知した。

ただ、今回の展開に合わせて各都市に何台の車両を投入したのかは公表していない。一般利用者が直ちに配車を利用できるかどうかについても明らかにしていない。

サービス提供地域は広がったものの、実際の運用規模はイーロン・マスク氏がこれまで示してきた目標を大きく下回っている。マスク氏は2024年、ロボタクシーを2025年末までに米人口の半数が利用できるようにすると述べていた。

その後には、2025年末までにオースティンだけで500台超を配置する考えも示している。

しかし、都市ごとの車両数は直近でむしろ減少している。ロボタクシーのトラッカーによると、現在の無監督車両はオースティンが17台、ダラスが4台、ヒューストンは0台。5月時点ではダラス5台、ヒューストン6台、オースティン29台だった。Teslaは車両数が変動した理由を説明していない。

地域によって運用形態にばらつきがある点も課題だ。TeslaはWaymoと同様、新たに参入した都市では安全要員を運転席に乗せた状態でサービスを始めるケースが多い。地域によっては、トラブル発生時に介入できるよう、キルスイッチにアクセス可能な人員を助手席に配置したこともある。

利用面での課題も続いている。車両供給が限られるため待ち時間が長いほか、乗降地点を誤る事例も報告されている。無監督車両が遠隔操作下で走行していたケースも確認されている。

Teslaは今週、遠隔運行中の無監督ロボタクシーが切り株に衝突したと報告した。

一方、Waymoは10都市超で3500台以上の完全無人車両を運用しているとみられる。マスク氏はロボタクシー事業が2027年に収益化するとの見通しを示しているが、Teslaには都市拡大と並行して、十分な車両規模と一貫した運用体制を実証する課題が残っている。

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