AIインフラのスタートアップInfinityは20日(現地時間)、企業価値1億ドル(約150億円)で1500万ドル(約225億円)を調達した。TechCrunchが報じた。出資にはTuring Capital、Principal VCのほか、OpenAIとAnthropicの研究者も参加したという。
Infinityは、AI半導体上でAIモデルを動かしやすくするソフトウェアを開発している。中核となるのは、NVIDIAのCUDAに代わるカーネルソフトウェアだ。
PyTorchやTensorFlowなど主要なAI開発フレームワークは、CUDAを基盤に構築されている。このため開発者は、Pythonなどで作成したアプリケーションを追加の移植作業なしにNVIDIA製半導体上で動かすことができる。
一方で、アプリケーションを手がける多くの新興企業は、半導体を動かす低レイヤーのカーネルソフトウェアを自前で書く余力や、他のAI半導体へ移行するための技術・リソースを欠いているという。Infinityは、SRAM、GPU、スマートフォン向けチップ、シストリックアレイなど多様な半導体で動作する汎用カーネルソフトウェアを開発している。あらゆる半導体上で利用できる汎用推論ライブラリの構築を目指している。
Infinityは昨年、Google Brain出身の研究者ジェレミー・ニクソン氏が設立した。ニクソン氏は、ハッカーや研究者が集うネットワークコミュニティ「AGI House」の創設者でもある。
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