Codegateセキュリティフォーラムは7月23日から24日までの2日間、国際ハッキング防御大会とグローバルカンファレンス「Codegate 2026」をソウルCOEXグランドボールルームで開催する。今回は、KAISTと共同開発した「AIハッカー」が本選に出場し、人間のホワイトハッカーと競う点が大きな見どころとなる。
今年のテーマは「世界3大AI強国への道:セキュリティ(The Path Toward a Top 3 Global AI Power: Security)」。
大会では、人間とAIによるハッキング対決を実施する。CodegateフォーラムとKAISTが共同開発したAIハッカーが、ハッキング防御大会の本選に選手として出場する。人間のホワイトハッカーとAIが同じ課題で脆弱性の発見能力を競うのは、国内で初めてだという。
今年は88カ国から3333人が参加し、直近3年で最大規模の予選となった。本選は、予選を通過した参加者を対象に、24時間の一般部門と12時間のジュニア部門に分けて実施する。競技形式は、課題を解いて「Flag」を獲得するJeopardy形式。賞金総額は7100万ウォンで、一般部門の優勝チームには5000万ウォンと翌年本選への自動出場権が与えられる。
24日には、国内外の専門家が登壇するカンファレンスも開く。基調講演は、AIセキュリティ分野の研究者で、Microsoftでセキュリティ研究担当バイスプレジデントを務めるキム・テス氏が担当する。
キム氏は、米国防高等研究計画局(DARPA)主催の「AI Cyber Challenge(AIxCC)」最終ラウンドで優勝した「Team Atlanta」を率いた人物。講演では、大規模言語モデル(LLM)と従来のプログラム解析手法を組み合わせ、大規模オープンソースソフトウェアの脆弱性を自動検知し、パッチ適用まで行った優勝戦略と今後の技術課題を紹介する予定だ。
このほか、ブロックチェーン分析企業Chainalysisの共同創業者で、Gry AIを率いるマイケル・グロネーガー氏、Huaweiでサイバーセキュリティと個人情報保護部門のグローバルコミュニケーションを統括するルイス・ロウ氏らも登壇する。キム・ヨンデ氏(KAIST教授)が司会を務めるオープントークセッションでは、「AI時代のサイバーセキュリティ」をテーマに国内外の専門家が議論を交わす。
また、米国のDef ConやBlack Hatでのみ受講できた高度な実践型セキュリティトレーニングコースも、7月21日から23日まで実施する。
Codegateセキュリティフォーラムと技術保証基金は、Hancom Groupの後援で「AIスタートアップ・ハッカソン」を今年初めて開催する。賞金総額は2500万ウォン。AI技術を基盤とするサービスの事業化可能性とセキュリティを評価する。
Codegateは今回のイベントを機に、AI時代のセキュリティ人材育成に向けた教育基盤の構築にも乗り出す。次世代人材を選抜して体系的な教育機会を提供し、第一線のホワイトハッカーがメンターとして参加する実践重視のカリキュラムを運営する方針だ。
Codegateセキュリティフォーラムのチョ・ヒョンスク理事長は「脆弱性を見つけ、防御を築く領域にもAIが加わり、セキュリティのパラダイムは大きく変わっている。高度化した攻撃型AIに対応する国家レベルの防衛体制なしに、AI強国への飛躍は難しい。今回の大会が、AIセキュリティの現状を見極め、韓国が進むべき方向を示す場になればよい」とコメントした。