XRP(写真=Shutterstock)

XRPは日足ベースで20日、50日、100日、200日の各指数移動平均線(EMA)をすべて下回って推移しており、短期から中長期まで弱い地合いが鮮明になっている。直近では1.06ドルの下値維持と、20日EMAが位置する1.1004ドルを回復できるかが目先の焦点だ。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が18日(現地時間)に報じたところによると、XRPは1.0863ドルで取引され、主要4本のEMAをいずれも下回った。

足元のチャートは、トレーダーの間で「EMAウォーターフォール」とも呼ばれる弱気の形状に近い。価格が主要な移動平均線を割り込むと、これまでの支持帯が抵抗帯に転じやすいためだ。このため、短期的に反発しても、上値では複数の抵抗線を順にこなす必要がある。

目先の抵抗線は20日EMAの1.1004ドル。その上には50日EMAの1.1487ドル、100日EMAの1.2446ドルが控える。さらに、中長期の節目とされる200日EMAは1.4502ドルに位置しており、現状では最も重い上値抵抗として意識される。本格反発には、まず20日EMAを上回り、日足終値ベースで定着することが条件となる。

年初以降の下落局面も鮮明だ。XRPは1月6日に2.34ドルを下回り、200日EMAを割り込んだ。翌7日には2.22ドルを下抜け、100日EMAも失守。その後、短期線は数日間持ちこたえたものの、1月18日には20日EMA(2.05ドル)と50日EMA(2.07ドル)も相次いで下回った。数週間後には20日EMAと50日EMAを一時的に回復したが、その後は再び割り込んでいる。

テクニカル面では、弱気シグナルと反発の兆しが併存している。XRPは2026年1月の2.50ドル近辺の高値以降、下降三角形を形成してきたが、その上辺トレンドラインはすでに上抜けている。ただ、この動きがただちにトレンド転換につながったわけではない。5月中旬には1.43ドルを上回って一時的に上辺を突破したものの、買いが続かず、再びパターン内へ押し戻された。

2度目の上抜けは7月14日に確認された。今回は下降三角形の上辺トレンドラインを突破したが、翌15日には再び20日EMAと50日EMAを下回った。EMAの並びは弱気継続を示す一方、三角形上辺の上抜け自体は維持されており、相場には強弱入り交じるシグナルが残っている。

このため、目先の重要な下値支持線は、下降三角形の上辺トレンドラインが通る1.06ドルに絞られる。XRPが日足終値ベースでこの水準を下回れば、三角形の内部に戻る動きと受け止められ、下落シグナルが強まる可能性がある。その場合、次の下値支持帯として0.75〜0.80ドルが意識される。

一方、反発シナリオの起点は1.1004ドルの回復だ。XRPが20日EMAを再び上回れば、自律反発から一段高に進む余地が出てくる。その後は1.10〜1.15ドルに位置する上辺トレンドラインと50日EMAの抵抗突破が次の関門となる。現在値の1.0863ドルから200日EMAの1.4502ドルまでは約33.5%の上昇余地があるが、同水準に到達しただけで中長期のトレンド反転が確認されるわけではない。上回ったうえで値持ちできるかが重要になる。

今回の値動きは、単なる下落ではなく、主要EMAの総崩れと下降三角形上抜けが同時に進んでいる点に特徴がある。目先は1.06ドルを維持できるか、そして20日EMAを回復できるかが、短期的な方向感を左右する最大のポイントとなりそうだ。

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