Shiba Inu(SHIB)で、例年は比較的堅調とされる7月相場が今年は崩れる可能性が強まっている。足元では弱含みの推移が続いており、ここ数週間で1兆枚を超えるSHIBが取引所に流入したことも、需給面の重荷として意識されている。
19日、ブロックチェーンメディアのユートゥデイによると、SHIBは月足確定まで12日を残す時点でも軟調に推移しており、これまで続いてきた7月の季節性が維持されるかが焦点となっている。
CryptoRankの集計では、SHIBの7月の中央値騰落率は3.88%。過去4年では、2025年、2023年、2022年の3回が7月の上昇で終わっており、春先の下落分を一部取り戻す局面となる傾向がみられていた。
しかし、2026年7月は現時点で1.29%安と、過去の統計に反する動きとなっている。年初来の地合いも弱く、SHIBは2026年第2四半期に29.5%下落。現在は0.0000041ドル近辺の狭いレンジで推移している。時価総額順位も上位30位圏外に後退しており、センチメントの弱さを映している。
需給面では、バーンと市場流通の綱引きが続く。SHIBコミュニティは7月初旬、1日で1億1000万枚、1週間で1億5200万枚をバーンした。ただ、総供給量は約589兆枚に達しており、現時点では価格に与える影響は限定的とみられる。
一方で、大口保有者の動きはより直接的に売り圧力を意識させる。ここ数週間で1兆枚超のSHIBが取引所へ移動しており、市場では売却可能な供給の増加につながる動きとして受け止められている。
これに対し、オンチェーン指標では長期保有者が下落局面で1487億枚のSHIBをコールドウォレットへ移したことも確認された。短期的な売り圧力が強まる一方、中長期では保有継続の動きも出ている格好だ。
テクニカル面では、反発余地が完全に失われたわけではない。相対力指数(RSI)は39まで低下しており、この水準は2月と4月に一時反発が入った局面に近い。
今後の焦点は、残る12日間で主要価格帯を維持できるかどうかにある。SHIBは0.00000412ドルの支持線を守りつつ、0.0000045ドルの抵抗線を上抜ける必要がある。
上抜けに失敗すれば、Shiba Inuで長く意識されてきた「7月の季節性」が機能しなくなったとの見方が強まる可能性がある。今回の値動きは、SHIB相場がバーン規模そのものより、実際の流通量や取引所流入の増減に敏感に反応していることを示している。