写真=Hecto Financial

Hecto Financialは20日、AIエージェント決済向けのオープンソース標準化プロジェクト「x402 Foundation」に参画したと発表した。Circle Payment Network(CPN)や自社の既存決済基盤と連携させ、AIエージェント決済インフラの整備を加速する。2026年7〜9月期の商用化も視野に入れる。

x402 Foundationは、AIエージェント決済に向けたグローバル標準の構築を進めるオープンソースプロジェクト。AIエージェントが人手を介さず、ステーブルコインで決済や取引を実行できるようにすることを目指している。

Hecto Financialは、CPNへの参加に続いてx402にも加わった。これにより、AIエージェント決済で活用できるステーブルコイン決済ネットワークの確保と、関連インフラの標準化対応を並行して進める。

今後は、既存の決済・精算インフラにCPNとx402を組み合わせ、AIエージェントが商品の購入やサービス利用に伴う決済を処理できる基盤を構築する計画だ。利用者の指示に基づき、オンラインでの商品検索から決済までを一貫して進められる環境を想定している。

技術開発も進めている。6月には、GoogleのAIエージェント決済仕様「AP2」をベースにした技術検証を完了した。これを受けて、2026年7〜9月期中の商用化を推進するとともに、複数のオンラインモールの商品を1つのカートにまとめて決済できる「ユニバーサルカート」へと対応領域を広げる方針だ。

商用化後は、自社でAIコマース対応を進めるのが難しい小規模事業者や中小販売者にも、AI決済インフラを提供する計画だ。大手プラットフォームだけでなく、中小販売者もAIエージェント決済を導入できるよう支援するという。

チェ・ジョンウォン代表は「AIエージェントが経済活動の新たな主体として定着する中、決済インフラも新たなパラダイムを迎えている」とコメント。「グローバル標準に基づくAI決済インフラを継続的に高度化し、誰もがAIコマースに参加できる環境をつくっていく」と述べた。

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