XRPのイメージ写真=Shutterstock

XRP Ledgerで主要なオンチェーン指標3項目がそろって低下しており、XRP相場は1.10ドル近辺を維持しながらも上値の重い展開が続いている。ネットワーク利用の鈍化が、持続的な上昇を支える材料になっていない格好だ。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが19日(現地時間)に報じたところによると、弱さが目立っているのはまず決済活動だ。1日当たりの決済件数は年初には100万件を上回っていたが、直近数週間はここ数カ月で最も低い水準まで落ち込んだ。決済件数はネットワーク利用の度合いを示す代表的な指標とされ、XRPエコシステム全体の取引需要が弱まっている可能性を示している。

決済に使われたXRPの送金量も減少している。市場活動や資金移動が活発な局面では送金量も増える傾向があったが、足元では短期的な一時急増を除いて低調な推移が続いた。特に2026年1〜3月期に目立っていた大口送金の急増はほぼ見られなくなり、主要プレーヤーの資金移動が従来ほど活発ではないことがうかがえる。

ユーザー参加の鈍化も鮮明だ。アクティブアドレス数は年初来高値から下落基調が続き、2月と3月に記録したピークを大きく下回っている。アクティブアドレスは、投機的な値動きではなく実需ベースの利用状況を示す指標として、ネットワークの健全性を測るうえで重要とされる。U.Todayはこの点について、「実際の参加を示す最も重要な指標の一つ」と指摘した。

価格動向もこうしたオンチェーン指標の鈍化と歩調を合わせている。XRPはここ数カ月、高値と安値を切り下げる展開が続き、足元では値幅を狭める三角持ち合いの様相を呈している。1.05ドル近辺のサポートは維持している一方、主要移動平均線を下回って推移していることが上値を抑えている。50日指数移動平均線は1.13ドル近辺で抵抗線として機能し、100日線と200日線はさらに上方に位置する。

相対力指数(RSI)は46で、中立圏に近い水準にある。明確な買い優勢も強い売り圧力も確認しにくく、市場参加者が方向感を見極めきれず、様子見姿勢を強めている可能性がある。

当面の焦点は、これら3指標がそろって持ち直すかどうかだ。決済件数、送金量、アクティブアドレスの回復がそろわなければ、XRPが明確な上昇に必要なモメンタムを形成するのは難しいとの見方が出ている。短期的には投機資金によって値動きが強まる余地はあるものの、持続的な回復にはネットワーク基盤の改善が欠かせない。足元のXRP Ledgerの指標は、その方向とは逆の動きを示している。

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