Galaxy Digitalのマイク・ノボグラツ最高経営責任者(CEO)は、ビットコインが10万ドル(約1500万円)を回復するには、米国での暗号資産関連法案の成立、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ、投資家の買い需要回復が必要だとの見方を示した。
ブロックチェーンメディア「U.Today」が19日(現地時間)に報じたところによると、ノボグラツ氏はポッドキャスト「プロフGマーケット」に出演し、マクロ環境が改善しない限り、ビットコインは当面レンジ相場が続くと述べた。想定レンジは6万ドル(約900万円)から8万ドル(約1200万円)としている。
その上で、8万ドルを明確に上抜ければ、次の上値の節目は10万ドルになるとの見通しも示した。
10万ドル到達の条件として挙げたのは、いわゆる「クラリティ法案」の成立、FRBの利下げ、そして買い需要の再点火の3点だ。これらがそろって初めて、ビットコインは6桁台に乗せることができると説明した。
また、米国の国家債務が39兆5000億ドル(約5925兆円)を超えたことにも触れ、ビットコインを長期投資先として保有する根拠を改めて強調した。どのポートフォリオにも、依然として一定程度のビットコインを組み入れる必要があるとした。
一方で、暗号資産市場の過熱感は以前より薄れているとの認識も示した。かつては高いリターンを狙う個人投資家の資金が市場拡大をけん引していたが、現在は人工知能(AI)、高成長テクノロジー株、スポーツベッティング、当日満期オプションなどに資金が移っていると分析した。以前はSolanaを買っていた若年層の投資家が、足元ではSK hynixなどメモリ企業の株式に資金を振り向けているとも語った。
それでもノボグラツ氏は、ビットコインは価値保存資産としての地位を固めたとみている。機関投資家による採用が進み、投資家層の裾野も広がっていることから、長期的な投資ストーリーは容易には崩れないとの見方だ。ビットコインは6万ドルを維持する可能性が高く、暗号資産インフラも今後さらに強化されながら成長していくと述べた。