Cardano(ADA) 写真=Shutterstock

Cardano創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は、ADAの軟調な値動きが続く中でも、Cardanoの長期的な成長余地に自信を示した。短期の価格変動はプロジェクトの技術力を評価する尺度にはならないとしたうえで、Midnightの成長構想やRealFiテストネットの進捗にも言及した。

ブロックチェーンメディアのDecryptが8日(現地時間)に報じたところによると、同氏は最近のライブ配信で、足元の価格推移だけでプロジェクトの価値を判断すべきではないと語った。

同氏は、Cardanoがこれまで急騰と急落の両方を経験してきたと説明した。ADAは一時0.025ドルで取引された後、2021年には3.10ドルまで上昇し、その後は大幅な調整局面に入った。直近の低迷を理由に「ADAは終わった」とする見方に対しては、ビットコインも同様の上昇と下落を経てきたと指摘し、短期的な下落だけでブロックチェーンの長期的な可能性は否定できないと反論した。

また、Cardanoの競争力は価格ではなく、開発哲学にあると強調した。競合プロジェクトが一部の機能を取り入れることはできても、品質や創造性、研究主導のイノベーションを重視するアプローチまで再現するのは難しいという立場だ。これは、同氏が最近、EthereumがUTXOの概念を十分な認知なしに取り入れたと批判した流れとも重なる。

同氏は、Cardanoがこれまで何度も厳しい局面を乗り越えてきた一方で、ビジョンと方向性への信頼を失ったことは一度もないとも述べた。過去には、ADA急落によって自身の個人資産が30億ドル超減少したと明らかにしていたが、それでもCardanoは現在の底値圏から持ち直し、失った価値を回復したうえで、最終的にはCoinMarketCapの上位圏で競争できる可能性があるとの見方を示した。

暗号資産業界については、より成熟した段階に入ったとの認識も示した。トークンを買って一夜で10倍の利益を狙うような時代は大きく後退しており、今後の成長は実際の課題解決から生まれるべきだと指摘した。ブロックチェーンネットワークは、有用な製品を生み出し、エコシステムを拡大しながら持続的な価値を証明してこそ、市場の評価を得られると説明した。

その中核事例として挙げたのがMidnightだ。同氏は、Midnightが100億ドル規模のエコシステムに成長すれば、Cardanoがユーザー、開発者、資本を呼び込む大規模なブロックチェーン基盤を育てられることの証明になると述べた。そのうえで、次の段階として同規模のエコシステムをさらに構築していく考えも示した。

Cardanoはこのほか、RealFiテストネットの第1段階も開始した。参加者はメインネット公開前に、中核プロトコルの機能を試すことができる。対応するテスト資産をテストUSDrに交換した後、それをステーキングしてテストsUSDrを受け取り、収益レイヤーと資本効率レイヤーを利用する仕組みだ。資産のアンステーキングは、その後Cardanoのプリプロダクション環境で行われる予定としている。

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