Naver、Naver Cloud、韓国航空宇宙産業(KAI)の3社は7日、韓国独自技術を基盤とする防衛向けAI基盤モデルと、フィジカルAIを活用した将来戦闘プラットフォームを共同開発すると発表した。海外技術への依存を抑えたソブリンAIの実現につなげる狙いだ。
韓国を代表する防衛・航空企業とIT企業が連携し、まずは防衛分野に特化したAI基盤モデルの共同開発を進める。安全保障上のリスク低減と、防衛技術の自立を目指す。
前日6日にKAIの泗川本社で開かれた協約式には、チェ・スヨンNaver代表、キム・ユウォンNaver Cloud代表、キム・ジョンチュルKAI代表が出席した。3社は共同開発したモデルを基に、今後は政府主導の国家研究開発(R&D)課題やブロックファンディング事業に参加し、官民軍の連携基盤を強化する方針だ。
開発した技術は、KAIが開発を進める次世代空中戦闘システム(NACS)や有人・無人協調システム(MUM-T)など、将来の航空宇宙プラットフォームへの搭載を想定する。自律化の高度化に活用するほか、有人・無人戦闘機や衛星が高度に接続された戦場環境を見据え、無人機プラットフォームやAIパイロットなど次世代防衛フィジカルAIの中核技術の確保と関連エコシステムの形成にも取り組む。
チェ・スヨン氏は「国防・安全保障分野における技術自立は、国家主権に直結する。独自のソブリンAIインフラの確保が何より重要だ」と述べた。その上で「Team Naverの高度なAI技術とKAIの防衛インフラを結び付け、韓国の国防・安全保障における技術主権を強化し、将来の防衛産業で新たなグローバル競争力を生み出せるよう全力を尽くす」とした。
キム・ジョンチュル氏は「世界的に防衛AIを巡る競争が激化しており、中核能力を結集した共同対応が必要だ」と強調した。「KAIの航空・防衛分野の専門性とTeam NaverのAI・クラウド技術を組み合わせれば、フィジカルAIを活用した無人機や将来戦闘システム分野でグローバル競争力を高められると確信している」と語った。