Samsung Electronicsの決算内容がAI需要を巡る市場の高い期待に届かなかったとの受け止めから、7日の米市場では半導体関連株に売りが広がった。
CNBCによると、市場では発表前の6日時点で、Samsung Electronicsの四半期純利益がNVIDIAやAppleを上回り、営業利益は1800%増になるとの見方が織り込まれていた。しかし、発表後の株価は8%下落した。
CNBCは、投資家の間で「市場予想を上回るだけでは、AI関連銘柄に向けられた高い期待には応えられない」との見方が広がったと伝えた。ウォール街では最近、好決算でも期待値に届かなければ売られる展開が続いており、NVIDIAやCrowdStrike、Palo Alto Networksでも決算発表後に株価が軟調に推移する場面があったという。
この日の下げには、メモリ業界に対する期待の見直しも重なったとの見方がある。メモリ半導体株は、年内の供給不足観測とAI需要の継続を背景に大きく上昇してきた。こうした環境を受け、各社は価格決定力を強めていた。MicronとSandiskの株価は年初来でそれぞれ220%超、570%超上昇していた。
一方、投資家の間では、AI投資の拡大で押し上げられたメモリ価格を今後も市場が吸収できるのかを懸念する声が出ている。メモリコストの上昇を受け、AppleとMicrosoftは消費者向け製品の値上げを通じてコスト増の吸収を進めている。
米半導体株も軒並み下落した。Sandiskは約8%安、Micronは約5%安となり、iShares Semiconductor ETFも約5%下落した。IntelとApplied Materialsはそれぞれ約8%下落し、Lam Researchは7%安、AMDも約5%下げた。
CNBCはこのほか、中国のAIスタートアップDeepSeekが、米国の輸出規制を回避しつつNVIDIA依存を下げるため、自社製チップを開発しているとの報道も投資家心理を冷やしたと伝えた。