CJ Olive Youngは7月8日、AIショッピングアシスタントやAI通訳サービスなど、AIを活用した店舗向けサービスを導入すると発表した。世界的にKビューティー需要が拡大する中、訪韓客の買い物利便性を高める狙いで、外国人客の利用が多い店舗から順次展開する。
同社はまず、外国人客の比率が高い複数フロアの店舗を中心に「AIショッピングアシスタント」の先行運用を進めている。キオスク端末上のAIアバターと対話しながら、スタッフを介さずに買い物を進められるサービスだ。
1台で商品説明、在庫確認、売り場案内に加え、肌特性に応じた商品提案まで8言語で提供する。言語の壁を感じにくい購買体験を実現する点を特徴としている。
同サービスは顧客体験の向上だけでなく、店舗運営の効率化にもつながるという。決済方法やVAT免税(還付)など、よくある質問はタッチスクリーンで確認できるため、スタッフはより専門的な接客に注力できる。
あわせて、顧客の滞在時間や主な問い合わせ内容を把握できるデータ基盤のダッシュボードも提供する。CJ Olive Youngは、こうした分析結果を基に需要を踏まえた店舗運営が可能になるとしている。
セルフでの買い物を支援するAIショッピングアシスタントに対し、対面での個別相談には「AI通訳サービス」を活用する。同サービスは、2024年に公開した携帯型翻訳機にAI技術を加えたもので、外国人客の利用が多い店舗から順次導入している。
対応言語は38言語に拡大した。スタッフが提示するQRコードを読み込めば、顧客はリアルタイムチャットに参加できる。店内に設置したタブレットのマイクを通じて会話することも可能だ。
Kビューティーの販売現場に特化したデータを学習させており、関連する専門用語も正確に伝えられるとしている。顧客が母国語で肌の悩みを説明すれば、スタッフは成分や使い方などを詳しく案内できるという。
同社はこれまで、外国語案内や即時還付サービス、携帯型翻訳機の導入などを通じて、外国人客向けの利便性向上を進めてきた。今回のAIサービス追加により、買い物全体を通じた言語の壁をさらに下げる考えだ。
CJ Olive Youngの関係者は「Kビューティー人気の高まりとともに、訪韓客は増加傾向にある。グローバル顧客の利便性向上に向け、AIベースの店舗サービスを継続的に高度化し、全国の店舗へ拡大していく」とコメントした。さらに「言語の壁のない買い物環境を通じて、世界の顧客がKビューティーを最も身近に体験できるグローバルKビューティーハブとして定着したい」としている。