画像=RealFi X

RealFiはテストネットのフェーズ1を公開し、メインネット公開前としては初の公開テストを開始した。USDrの交換やステーキング機能を検証し、オンチェーン資本を実世界の信用市場につなぐ構想の実現性を探る。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が7日(現地時間)、報じた。Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は今回の公開について、Cardanoにとって最も重要なデプロイの1つだとの見方を示した。

今回のテストネットは、一般ユーザーが初めてプロトコルを実際に操作できる公開段階となる。RealFiチームは、まず管理されたテスト環境で中核機能を検証する方針で、現時点では対応するテスト用デジタル資産をテスト用USDrに交換できる。あわせて、テスト用USDrをステーキングしてテスト用sUSDrを受け取り、sUSDrをUSDrに戻すアンステーキングの流れも試せる。

RealFiは、一般的なステーブルコインプロジェクトとは一線を画す構想を掲げる。暗号資産取引やDeFi内の資金循環にとどまらず、ブロックチェーン上の流動性を実世界の信用市場へ結びつけることに重点を置く。オンチェーン資金を循環的なインセンティブに閉じ込めるのではなく、生産的な金融機会に振り向け、休眠状態にあるブロックチェーン資本を実体経済を支える資金へ転換することを中核目標としている。

この構想が実現すれば、RealFiのステーブル資産保有者は、ブロックチェーンの速度や透明性、セキュリティを活用しつつ、現実の金融市場にも間接的にアクセスできるようになるという。暗号資産ベースのサービスが実体経済と接続できるかを見極める試みでもある。

ホスキンソン氏はRealFiについて、「金融サービスに安定的にアクセスしにくい人々に関連サービスを提供できるプロジェクトだ」と説明した。これは、従来の金融インフラに十分アクセスできない個人や企業に金融サービスを届けるというCardanoの長期構想に合致するとの認識を示したものだ。

RealFiチームは、今回の公開が開発プロセス全体の第1段階に当たると説明した。参加条件やインセンティブ、報酬設計に関する追加情報は、開発の進捗に合わせて公式チャネルで案内する予定だという。コミュニティが実際に機能を試し、フィードバックを提供することも今回のテストの目的に含まれる。

今後の焦点は、メインネット移行の時期と、実世界の経済との接続を前提とした仕組みを実装できるかどうかだ。ホスキンソン氏は以前、テスト段階の終了後にRealFiのメインネットを公開する考えを示していたが、具体的な日程は明らかにしていない。年内公開の可否も現時点では確認されていない。

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