Kakao Mobilityは7月8日、Renault Koreaと車載ソフトウェア分野で協業すると発表した。両社は「次世代車両体験の革新」に向けた業務協約(MOU)を締結。Kakao Mobilityの高精度地図やソフトウェア技術、車載サービスのノウハウをRenault Koreaの車両プラットフォームに展開する。
両社はまず、先進運転支援システム(ADAS)向けに高精度地図データとソフトウェアを共同開発し、検証を進める。高精度地図は、車両が車線や障害物など周辺環境を正確に認識するうえで重要な要素となる。Kakao Mobilityは今回の協業を通じて、韓国の道路環境に適した技術検証を進める考えだ。
あわせて、車載インフォテインメントシステム(IVI)の高度化にも取り組む。ナビゲーションや駐車、充電などのサービスと連携し、車内で提供する情報や機能を拡充する。Renault Koreaの車両にはKakao Mobilityのコネクテッドカーサービスも組み込み、車内からさまざまなモビリティサービスを利用できるようにする。ソフトウェア定義車両(SDV)の潮流を見据えた取り組みとしている。
両社はこれに先立ち、6月17日に開催された技術・スタートアップ展示会「ネクストライズ2026」のRenault Koreaブースで協業成果を公開していた。Renault Koreaの「グラン・コレオス」にKakao Mobilityの技術とサービスを適用した次世代モビリティのコンセプトカーを展示しており、今回の協約はこうした協力を正式なパートナーシップへ広げる位置付けとなる。
Kakao Mobilityのリュ・グンソン代表は、「完成車メーカーであるRenault Koreaとの協力を通じ、当社の技術とサービスが完成車の将来像を示し得る新たなシナジーを確認できた」とコメントした。そのうえで、「今後もグローバル完成車メーカーをはじめ、多様な自動車関連企業との戦略的パートナーシップを拡大し、次世代モビリティ技術の革新を通じて未来の移動体験をリードしていく」と述べた。