ビットコイン(BTC)が8万4000ドル付近の主要な抵抗線を突破できなければ、弱気相場が続き、5万ドル台まで下落する可能性がある。足元の反発は続いているものの、市場では200日移動平均線を明確に上抜けられるかが当面の最大の焦点となっている。
Cointelegraphが6日(現地時間)に伝えたところによると、市場では今回の戻りが弱気相場の中でのテクニカルな反発にとどまる可能性を警戒する見方が根強い。アナリストの間では、8万4000ドル近辺に位置する200日移動平均線を相場の分岐点とみる声が出ている。
ビットコインは現在、8万2000ドル前後を繰り返し試す展開となっている。ただ、市場が重視しているのは足元の価格水準そのものではなく、8万4000ドルを回復できるかどうかだ。
暗号資産投資会社TradingShotは、ビットコインが日足ベースの200日単純移動平均線に接近していると指摘した。この水準を再びサポートとして回復できるかが、相場の強弱を分けるポイントになるとしている。
同社は、現在の値動きが2022年の弱気相場と似ているとも分析した。当時のビットコインは200日移動平均線を下から再テストしたものの上抜けに失敗し、その後の下落で大局的な安値を更新したという。
分析では、過去の弱気相場で、以前の安値として意識された水準がその後は抵抗線に転じるパターンが繰り返し確認されたとしている。TradingShotは、足元の市場でも同様の「Stepping Stones」構造が形成されつつあるとし、この局面で再び上値を抑えられれば、弱気サイクルが続く可能性が高まるとみている。
その場合、ビットコインの下値余地は5万ドル台まで広がるとの見方もある。一方でTradingShotは、8万4000ドルを明確に上抜ければ、こうした弱気シナリオは無効化される可能性があると付け加えた。
下値のサポートを維持できるかどうかも重要な変数だ。市場では、7万8000ドル近辺の強気相場サポートバンドを主要な防衛ラインとみている。このバンドは、20週単純移動平均線と21週指数移動平均線で構成される。
Cryptic Tradesも最近の分析で、このサポートバンドの重要性を改めて指摘した。ビットコインが7万8000ドルに加え、2025年4月の安値近辺である7万6000ドルを上回って推移する限り、中長期の相場構造は維持される可能性があるとしている。
短期的な方向感は、上値では8万4000ドルを回復できるか、下値では7万8000ドルと7万6000ドルを維持できるかに左右されそうだ。200日移動平均線の突破に失敗すれば弱気相場の長期化観測が強まりやすく、逆に抵抗線を上抜ければ5万ドル台への下落シナリオは後退する可能性がある。市場は、主要移動平均線と過去安値のゾーンがサポートとして機能するのか、それともレジスタンスに転じるのかを注視している。