ビットコインの値動きは時間帯と曜日で強弱が分かれた。写真=Shutterstock

直近3カ月のビットコイン(BTC)相場では、上昇が一日を通じて均等に進んだわけではなく、特定のセッションと曜日に偏っていたことが分かった。上げを主導したのはアジア太平洋セッションと米国セッションで、曜日別では月曜日のリターンが最も高かった。

CoinDeskが6日付で報じたところによると、ビットコインは2月に6万3000ドルを下回る水準まで下落した後、8万ドル超まで約31%反発した。この上昇局面では、アジア太平洋と米国の時間帯に買いが集まったという。

価格データ提供会社Veloは、1営業日を8時間ごとの3区分に分けて分析した。アジア太平洋セッションはUTC(協定世界時)0時〜8時、欧州セッションは8時〜16時、米国セッションは16時〜24時と定義した。

直近3カ月のセッション別リターンは、アジア太平洋セッションが13%で最も高く、米国セッションが11.5%で続いた。欧州セッションは6.5%にとどまった。CoinDeskは、今回の反発局面ではアジア太平洋と米国の両セッションが上昇を支えたと分析している。

セッションごとの流れにも変化が見られた。米国セッションは2〜3月の大半で横ばい、もしくは弱含みだったが、4月に入ると明確なプラスリターンに転じた。反発の初期段階ではアジア市場が相場をけん引し、その後は米国市場が追随する展開だったとしている。

時間帯別にみると、最も強かったのはUTC 0時〜1時だった。いわゆる「UTCミッドナイト・キャンドル」の平均リターンは、直近3カ月で0.1%と最も高い。この時間帯は米国取引の後半とアジア取引の序盤が重なり、新たな流動性が入りやすく、値動きが活発になりやすいとみられている。

次いで強かったのはUTC15時で、最も弱かったのはUTC6時だった。時間帯ごとの差が明確だったことから、短期トレーダーにとってはエントリーのタイミングやリスク管理を考えるうえで参考材料になりそうだ。

曜日別の傾向はさらに鮮明だった。直近3カ月の平均リターンは月曜日が約1.5%で、他の曜日を大きく上回った。水曜日は約0.65%、金曜日は約0.3%のプラスだった。

一方、最も弱かったのは木曜日で、平均リターンは約0.55%のマイナスだった。平日平均が約0.4%のプラスだったのに対し、週末平均は約0.25%のマイナスと相対的に弱かった。

今回のデータは、反発局面で資金と流動性が特定のセッションと曜日に集中していたことを示している。月曜日とアジア太平洋・米国の各セッションが上昇の中心となったことで、市場参加者は価格水準だけでなく、買いが入りやすい時間帯にも目を配る必要があるとの見方が出ている。

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