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東京株式市場で7日、ソフトバンクグループ(SBG)が16.5%高と急伸した。半導体・AI関連株にも買いが広がり、日経平均株価(225種)は過去最高値を更新した。連休中に進んだ米AI株高を、日本市場が取引再開後に一気に反映した格好だ。

米CNBCによると、日本市場はゴールデンウイーク後半の休場明けとなったこの日、世界的なAI関連株高を織り込む形で上昇した。物色の中心となったのは半導体やAI関連銘柄だった。

買いはSBGにとどまらず、半導体関連の主力株にも波及した。半導体検査装置を手がけるAdvantestは7.8%高、半導体製造装置のTokyo Electronは9.2%高、Renesas Electronicsも13.8%上昇した。SBGがこの上げ幅を維持すれば、2020年以降で最大の日次上昇率となる。

背景には、米国市場でのAI主導の上昇がある。前日のナスダック総合指数は再び過去最高値を更新し、AI関連株も大きく買われた。AMDは18.6%高、Armは13%高、Super Micro Computerは24.5%高だった。

日本市場は連休中に休場していたため、世界的なリスク資産高の流れを取引再開と同時にまとめて反映したとみられる。

Global X ETFの投資戦略家、Billy Leung氏は、日本市場の休場中に世界のリスク資産が急伸したとしたうえで、この日の値動きについて「実質的に3営業日分の変動を1日で消化したようなものだ」と説明した。

同氏は、東京市場が休場している間にS&P500種株価指数とナスダック総合指数がそろって最高値を更新し、半導体・AI関連株が上昇を主導したと指摘。日本株の中では、AdvantestとTokyo ElectronがAI半導体の流れを最も反映しやすい銘柄だと述べた。

SBGの上昇がとりわけ目立った要因としては、ArmやOpenAIとの連想が挙げられている。Leung氏は、SBGについて「OpenAIとArmに投資するうえでの事実上の代替先のような存在だ」とし、市場がSBGを通じてAIインフラ拡大への期待を織り込んでいるとの見方を示した。

地政学リスクの緩和期待も投資家心理を支えた。米国とイランの緊張が一定程度和らぐ可能性を示すシグナルを受け、原油価格が下落。市場全体のリスク選好を強める要因になった。

市場では、今回の日本のテクノロジー株高は短期的な需給要因というより、AIインフラ拡大への期待と米半導体株高が重なった結果との見方が出ている。SBGをArmやOpenAIと結び付けて評価する見方も強まっており、日本株市場ではAIの代表銘柄に資金が向かいやすい地合いが続いている。

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