中型アルトコイン主導の上昇が目立った。画像=Reve AI

Filecoin(FIL)、Internet Computer(ICP)、Dash(DASH)が6日(現地時間)、そろって10%超上昇した。長らくレンジ圏にとどまっていた中型アルトコインが主要な上値抵抗線の突破を試しており、市場では投資家心理の改善につながる動きとして注目が集まっている。

ブロックチェーンメディアのBeInCryptoによると、今回の上昇で特に目立ったのはFilecoinだ。Filecoinは直近3カ月にわたり0.8〜1.06ドルのレンジで推移していたが、足元では1.09ドル近辺まで上昇し、週間高値は1.16ドルを付けた。これまでのレンジ上限を上回る水準に入った格好だ。

売買高の持ち直しも確認されている。2月以降は取引の減少傾向が続いていたが、直近の上昇局面では出来高が増加し、買い資金の流入が見られたという。

短期的な上値の焦点は1.21ドルとされ、この水準を明確に突破すれば次の目標として1.45ドルが意識される。一方で、1.06ドルを維持できなければ、従来のレンジ圏に戻る可能性もある。

Internet Computerも上昇率自体は大きいが、なお上抜け確認の段階にあるとみられている。ICPは1日で13.4%上昇し2.72ドル台まで買われたものの、主要レジスタンスである2.82ドルは突破できなかった。

値動きの構造はFilecoinに近い一方、出来高の増加は相対的に弱く、買いが本格化したと判断するにはなお慎重な見方が残る。

もっとも、テクニカル指標は強気寄りだ。相対力指数(RSI)は1月以降で最高水準まで上昇しており、ボラティリティ拡大の兆しも出ている。

市場では、2.82ドルを上回って日足終値ベースで定着できれば、次の上値目標として3.18ドルが視野に入るとみられている。さらに3.80ドルまで上昇余地が広がる可能性も指摘されている。

Dashは3銘柄の中で、トレンドの安定感が最も高いとの見方が出ている。足元では49ドル台後半で推移し、4月の高値を上回った。

上昇局面では出来高が再び増加し、RSIも78近辺まで上昇した。買い優勢の地合いが比較的明確に表れている。

Dashは先月、下降トレンドラインを上抜けた後にいったん調整を挟み、その後に再上昇するトレンド継続型の値動きを示しているという。直近では下値を切り上げたうえで再び上昇に転じており、強気基調を維持している。

上値の目安としては、まず57ドルが第1レジスタンスとして意識されている。次いで70ドル、85ドルが主要な節目となり、最終的には1月高値に近い97ドル近辺まで視野に入るとの見方もある。

3銘柄に共通するのは、ボラティリティが再び拡大し、RSIも強気圏に入った、あるいは接近している点だ。現時点ではFilecoinが先行して上抜けの動きを見せ、Dashはトレンドの強さが比較的安定している。一方、Internet Computerは主要レジスタンス突破の可否を見極める局面にあると整理できる。

市場では、今回の上昇が短期的な自律反発にとどまらず、アルトコイン市場全体の買い戻しや投資家心理の改善につながるかが注目されている。ただ、上昇幅が大きかった分、主要サポートを下回れば上昇シナリオが急速に後退する可能性もあり、警戒感はなお残っている。

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