Shinhan Investmentは7日、Hecto Financialの投資判断を新規に「買い」とし、目標株価を5万3000ウォンに設定した。決済・精算インフラの高度化に加え、新たな決済レールの拡大が中長期の成長を支えると判断した。
Shinhan Investmentのレポートでは、Hecto Financialについて、単なる電子決済代行(PG)事業者にとどまらず、グローバルの資金フローを支えるインフラ企業へと事業領域を広げていると評価した。
キム・ユミン氏とチェ・スンファン氏は、口座ベース決済の比率上昇に伴う収益構造の転換、クロスボーダー精算の成長、ステーブルコイン決済レールの確保を背景に、同社が構造的な成長局面に入ったと分析した。
収益性の改善余地にも注目した。高マージンの口座ベース決済とクロスボーダー精算の構成比拡大により、低マージンのPG事業の一部を補完・代替する構図が進み、取扱高が同程度に伸びる局面でも利益成長が大きくなりやすいとみている。
また、ステーブルコイン事業の競争力の核として、決済・精算・送金を一体で担えるインフラを挙げた。
一般的なPG事業者が決済機能に特化するのに対し、Hecto Financialは23行と接続する資金移転ネットワークを基盤に、資金移転から精算までを一貫して担えるという。さらに、CircleのCPN(Circle Payments Network)にも参画しており、グローバルのステーブルコイン決済ネットワークにおける中核パートナーとしての位置付けが期待できると評価した。
国内では事実上、独自のポジションを確保している点も強みとして挙げた。
収益面でも、ステーブルコインを基盤とする決済構造が追い風になると見込む。今後は外国人向け決済や貿易送金、Web3決済の拡大を通じて、マージン改善とバリュエーション見直しにつながる可能性が高いとした。
両氏は、評価には資金移転ネットワークを基盤とする精算インフラの希少性に加え、CPN連携による決済ネットワークのオプション価値を織り込んだと説明した。既存事業の安定成長と新たな成長エンジンを併せ持つ局面に入ったとみている。