公開ウォレット残高だけでは個人の暗号資産保有規模を把握しにくい実態が改めて浮かんだ。写真=Shutterstock

Rippleの名誉CTOであるデイビッド・シュワーツ氏は、現在100万枚を超えるXRPを保有していると明らかにした。過去には最大2600万枚のXRPを保有していた一方、ビットコインとイーサリアムは大半を売却し、現在の暗号資産の持ち分は事実上XRPとRippleに集中しているという。

The Crypto Basicが5日(現地時間)に報じた。シュワーツ氏はXで自身の暗号資産保有状況に言及し、現在のエクスポージャーはほぼXRPとRippleに限られると説明した。

今回の発言は、同氏の実際のXRP保有量を巡ってXRPコミュニティ内で臆測が広がっていたことを受けたものだ。シュワーツ氏は、保有量は100万XRPを超えるものの、自身にとってはなお多い水準ではないとの認識も示した。

その一方で、過去の保有量は現在よりはるかに多く、最大で2600万XRPに達していたと付け加えた。

コミュニティの一部では、シュワーツ氏の公開ウォレットの1つを根拠に、同氏のXRP保有量はそれほど多くないとの見方が出ていた。このウォレットは過去、XRPとFUZZYの自動マーケットメーカー(AMM)プールへの流動性供給に使われており、記事執筆時点の残高は約4800XRPだった。

ただ、この残高だけで同氏の保有全体を判断することはできない。複数のウォレットに資産を分散している可能性があるとの見方も出ていた。

シュワーツ氏はまた、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の保有を大きく減らしたことも明かした。かつては1000BTC超と約4万ETHを保有していたが、現在は1BTC未満、2ETH未満まで縮小したという。

その理由について同氏は、両資産の長期的な値上がり余地に当初は懐疑的だったと説明した。ビットコインが100ドルを超え、イーサリアムが2000ドルに到達するとは予想していなかったと認めている。

イーサリアムについては、1トークン当たり1.05ドルの水準で大半を売却したとも述べた。

現在のポートフォリオがXRPとRipple中心になっている点について、シュワーツ氏は、あらかじめ組み立てた戦略の結果ではないと説明した。自身の判断を常に疑う傾向があり、その都度見直しと修正を重ねてきた結果だとしている。

資産構成の変化も、市場に対する見方や経験、不確実性の中で積み重ねてきた判断の結果だという。

今回の発言を受け、XRPコミュニティでは、シュワーツ氏がXRPの初期創業メンバーの1人であるにもかかわらず、他の創業者に比べて割り当てが相対的に少なかったのではないかとの反応も出た。

XRPレジャーの共同創業者として知られるアーサー・ブリト氏については、XRP総供給量の約2%を受け取ったとの見方が広く知られており、規模は13億~20億枚と推定されている。

このため、シュワーツ氏が保有するXRPの全体像を今後も完全には明かさない可能性があるとの臆測も続いている。

もっとも、今回シュワーツ氏が直接明らかにしたのは、現在100万枚超のXRPを保有していること、そしてビットコインとイーサリアムの持ち分はほぼ整理し、暗号資産のエクスポージャーがXRPとRippleに集中しているという点だ。

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