2010年3月に採掘されたビットコインを保有する7つのウォレットで、約16年半ぶりに計350BTCの移動が確認された。ブロックチェーンメディアのU.Todayが6日(現地時間)に報じた。現在の時価ベースでは総額約2800万ドルに相当する。
オンチェーンデータによると、各ウォレットからそれぞれ50BTCが移動した。これらのビットコインは、ビットコインネットワークの稼働開始から15カ月足らずの2010年3月に、採掘報酬として生成されたものだ。
当時のブロック報酬は50BTCだった。今回動きが確認された7つのウォレットは、初期に採掘された7ブロック分の報酬をそれぞれ保管していたことになる。
今回の動きで注目されているのは、移動額そのものよりもコインの保有期間の長さだ。2010年3月に採掘されたビットコインが動くケースは極めてまれで、足元でビットコイン価格が8万ドル前後まで戻したこともあり、1ウォレット当たり50BTCの価値は現在約400万ドル規模に達している。
もっとも、この送金だけで直ちに売り圧力と結び付けるのは難しい。これらのコインが今後、取引所や流動性の高い送付先へ移されて初めて、短期的な供給増加のシグナルとみる余地が生じる。個人ウォレット内にとどまるのであれば、珍しいオンチェーン上の動きにとどまる可能性が高い。
相場面では、ビットコインは一時8万1000ドルを上回った後、7万9850ドル前後で推移した。直近の急伸を受けて上昇の勢いはやや鈍ったものの、20日移動平均線の7万5116ドル、200日移動平均線の7万2637ドルといった主要な移動平均線は上回っている。中期の移動平均線も6万9000〜7万ドルのレンジに位置している。
テクニカル面でも地合いの強さは維持されている。日足ベースのRSI(相対力指数)は66.9で、買われ過ぎの水準は下回っている。一方、8万1000〜8万2000ドルの水準は、直近の上昇局面で複数回にわたり上値を抑えられた短期的な抵抗帯として意識されている。