Samsung Electronicsは9月4日、ドイツ・ベルリンで開催中の欧州最大級の家電見本市「IFA 2026」で、イノベーション賞4件を受賞したと発表した。このうち壁掛けエアコン「Bespoke AI 無風コンボ プロ 壁掛け」は、デザイン部門と家電部門の2部門で受賞した。
イノベーション賞は、IFA Berlinが2025年に新設した表彰プログラム。Samsung Electronicsは今回、デザイン部門で最高イノベーション賞1件とイノベーション賞1件、家電部門でイノベーション賞2件を獲得した。
「Bespoke AI 無風コンボ プロ 壁掛け」は、デザイン部門の最高イノベーション賞と家電部門のイノベーション賞を受賞した。空間になじむデザイン性が評価され、前面をフラットに仕上げるとともに、無風機能の中核となる高精度マイクロホールを本体下部に配置したという。
同製品には「AIモーション風」機能を搭載した。モーションレーダーセンサーで利用者の位置や動きを検知し、7種類の気流モードと冷房を提供する。熱交換器を細かく制御し、湿度を維持できるとしている。
Galaxy Watchと連携し、睡眠パターンに応じて空調を制御する「ウェアラブル・グッドスリープ」機能にも対応する。
「Bespoke AI ファミリーハブ」冷蔵庫は、デザイン部門のイノベーション賞を受賞した。前面に32型ディスプレイを搭載し、利用者の音声を識別する「ボイスID」と、パーソナライズした情報を表示する「ナウ・ブリーフ」により、予定や写真、健康情報を提供する。
音声とタッチで扉を開閉できる「オートドア」も採用した。庫内カメラで食材の出し入れを認識する「AIビジョン」は、Google Geminiとの連携により認識対象を拡大したという。
「Bespoke AI ハイブリッド 4ドア キッチンフィット マックス」冷蔵庫は、家電部門のイノベーション賞を受賞した。左右それぞれ4mmの設置余裕があれば扉を全開でき、追加工事は不要としている。
扉の断熱材の厚みを調整し、外形寸法を維持したまま庫内容量を拡大した。通常はコンプレッサーで冷却し、扉の開閉が多い場合はペルチェ半導体素子も併用する「AIハイブリッドクーリング」も備える。
Samsung Electronicsは、IFA 2026の会期中である9月2日から6日まで、ベルリンの「フンボルト・カレー」で「あなたのAI日常パートナー」をテーマに展示スペースを設けている。日常生活や利用者のニーズに配慮したAI活用の在り方を提案する。