写真=Kakao。Kakaoのソン・ジェハCTO(左から4人目)と、「カカオテックキャンパス」アイデアソンで最優秀賞を獲得した全南大学3チーム

Kakaoは9月4日、地方の5大学の学生145人を対象に「カカオテックキャンパス アイデアソン」を実施したと発表した。参加者は社会課題の解決に向けたエージェンティックAIサービスを企画し、今後約3カ月かけて開発を進めた後、11月に各大学で成果を発表する。

アイデアソンは8月22日と23日に開催した。参加者は江原大学、慶北大学、釜山大学、全南大学、忠南大学の学生。

カカオテックキャンパスは、首都圏以外における技術教育格差の縮小と地域人材の育成を目的に、Kakaoが2023年から運営しているESGプログラム。今回のアイデアソンは、学生が取り組む社会課題を定め、それをAIベースのサービス案として具体化する場として設けた。

Kakaoは2026年、教育課程を従来のWeb・アプリケーション開発中心から、エージェンティックAIサービスの企画・開発中心へと改編した。プログラムは5~11月にかけて、AIサービス開発の基礎を学ぶ「プレコース」、エージェンティックAIを実習する「第1段階プロジェクト」、課題設定からサービスの企画・開発・公開までを担う「第2段階プロジェクト」で構成する。

今回のアイデアソンは、第2段階プロジェクトの開始に合わせて実施した。ソン・ジェハCTOを含むサービス企画・開発部門の社員11人がメンターとして参加し、サービスの独自性や技術的な実現可能性などを検討した。

最優秀賞には、全南大学チームの「カスタム開発者模擬面接AI」が選ばれた。応募者が作成したコードを分析し、面接での追加質問を生成するサービスだ。優秀賞には、小規模事業者向け廃業手続き案内エージェント、AIキャリア整理エージェント、カスタム育児判断AI、個人事業者の総合所得税支出判読AIが選定された。

学生は選定されたアイデアを基に、約3カ月かけてサービスを自ら開発し、公開する。Kakaoは実務の専門人材によるメンタリングを提供し、参加者は11月中旬に各大学で成果を発表する予定だ。

Kakaoのソ・ウンヒ技術人材育成リーダーは、「エージェンティックAIサービスを自ら企画し、実装できる人材に対する産業界の需要は高まっている」とコメント。「産業の変化を教育課程に反映し、地域の学生が実務能力を身に付けられるよう支援していく」と述べた。

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