ビットコインが、相場の重要な節目とされる50週移動平均線を再び上回った。市場では、週足終値でこの水準を維持できるかに関心が集まっている。3日、U.Todayが報じた。
ビットコインは一時8万1797ドルまで上昇した後、やや伸び悩み、足元では8万1400ドル前後で推移した。24時間ベースの上昇率は5%を超えた。
注目されているのは、短期的な反発そのものではなく、50週移動平均線を明確に回復できるかどうかだ。Galaxy Researchは、市場の関心が現在、この50週移動平均線に集中していると指摘した。
この水準は、ビットコインが過去1年の大半で下回って推移してきた節目であり、直近の下落局面では強い上値抵抗として機能してきた。
Galaxy Researchによると、50週移動平均線は足元で8万1041ドル前後。ビットコインは8月25日にも8万1265ドルまで上昇し、同線の上抜けを試したが、当時は約8万1085ドルだった50週移動平均線付近で上値を抑えられ、その後は反落した。
今回は、日足ベースでこの水準を明確に上抜けた点が前回と異なる。市場では、今週の週足終値が50週移動平均線の上で確定するかどうかが当面の焦点になっている。
50週移動平均線は、弱気相場では戻り局面の上値抵抗として意識されやすい。過去の弱気相場でも、ビットコインの週足終値はおおむねこの水準を下回って推移し、相場終盤になってから上抜け後に定着するケースが多かったという。
このため今回も、週足終値で50週移動平均線を上回った状態を維持できるかが、今後のトレンドを見極めるうえで重要な判断材料になる可能性がある。
一方、デリバティブ市場の過熱感も強まっている。CoinGlassの集計によると、ビットコインの24時間の先物取引高は約847億4000万ドル。未決済建玉は約578億6000万ドルまで増加しており、レバレッジをかけたポジションが高水準に積み上がっていることを示している。
清算規模も膨らんだ。直近24時間のビットコインのポジション清算額は約2億2956万ドル。このうちショートの清算が約2億1481万ドルと大半を占め、ロングの清算は約1474万ドルにとどまった。
上昇局面でショートポジションの解消が進み、相場上昇を後押しした格好だ。
次の注目水準は、8万2000〜8万3000ドルの抵抗帯となる。ビットコインが50週移動平均線の上で週足終値を維持しながら同水準を試すのか、それとも再び上値を抑えられるのかが、短期的な方向感を左右しそうだ。