Shinsegae Groupは4日、チョン・ヨンジン会長が3日(現地時間)、米ワシントンD.C.で開かれた「Foundry School」の発足式に出席したと発表した。米国務省が主導する産学連携の人材育成プロジェクトへの参加を通じ、ReflectionAIとのAIデータセンター分野での協業も進める。
発足式は、ワシントンD.C.のトランプ平和研究所で開かれた。Foundry Schoolは、製造業や先端産業を担う次世代人材の育成を目的とする産学官連携プロジェクトで、米国務省がStanford Universityと共同で企画した。産業界と学界が連携し、イノベーション企業のノウハウや戦略を次世代へつなぐことを目指す。
同プロジェクトは、2025年12月に米国主導で発足した経済安全保障の多国間協議体「Pax Silica」を具体化する戦略の一つと位置付けられている。韓国は日本、オーストラリア、シンガポール、オランダ、英国などとともにPax Silicaに参加している。今回の出席は、JDバンス米副大統領と米国務省の招請で実現したという。
式典を主催したジェイコブ・ヘルバーグ米国務省経済担当次官はチョン会長と面会し、「Shinsegae GroupとReflectionAIのパートナーシップは、先端産業分野における韓米協力の重要なマイルストーンだ」と述べた。さらに、「チョン・ヨンジン会長はAIサプライチェーン同盟の頼もしいパートナーだ」と評価した。
Shinsegae GroupのAIデータセンターパートナーであるReflectionAIのミシャ・ラスキンCEOも同日の講演に登壇し、チョン会長に謝意を示した。ラスキンCEOは、「チョン会長のリーダーシップの下で進むShinsegae Groupとの協力は、強固な韓米パートナーシップを示すと同時に、米国と同盟国が実際にどう連携できるかを示す好例だ」と述べた。そのうえで、「同盟国との連携強化が技術革新を促し、世界の経済発展をけん引する」と語った。
Shinsegae Groupは3月、ReflectionAIと韓国での大規模AIデータセンター事業に向けたパートナーシップを締結した。現在は合弁会社の設立や用地選定などを進めている。両社の協業は、米国務省が推進した「AI輸出プログラム」の第1号プロジェクトとして注目を集めた。
同社は、米国で進めるAIデータセンター建設などの事業にも追い風になるとの見方を示した。チョン会長は「米国を軸とする先端産業のサプライチェーン同盟を成功に導くことは、時代の課題だ」と述べ、「韓国と米国が力を合わせれば、より大きなシナジーを生み出せる」と語った。
また、「Shinsegae GroupとReflectionAIの協力はFoundry Schoolの目標と一致する」と強調。「AIに代表される先端産業の発展には優秀な人材が不可欠だ。Shinsegae Groupとしても、絶え間ない創造的イノベーションを通じて人材の確保と育成を進めていく」と述べた。