写真=SoFi

暗号資産取引所Krakenの親会社Paywardは、米フィンテック企業SoFiと戦略提携し、ステーブルコインと米ドル決済インフラの強化に乗り出す。KrakenではSoFiが発行するドル連動型ステーブルコイン「SoFiUSD」を上場し、あわせてSoFiのリアルタイム決済網「SoFi Exchange Network(SEN)」にも接続する。

Cointelegraphの報道によると、Paywardは9月3日(現地時間)にSoFiとの提携を発表した。これにより、Krakenの機関・法人顧客はSENを通じて米ドル決済を24時間365日で行えるようになる。PaywardはSoFiの法人向け金融サービスも利用する。

両社は今後、協業範囲をさらに広げる方針で、適格デジタル資産を対象としたカストディサービスを追加する可能性があるとしている。

一方、SoFiは暗号資産の注文執行に「Kraken Prime」を活用する。Kraken Primeは、複数の取引先の価格や流動性をリアルタイムで比較し、注文を最適な市場に振り向けるスマートオーダールーティング機能を提供する。単一の取引所の板に依存せず、複数の流動性供給源にアクセスできる仕組みだ。

SoFiUSDは、SoFi Bankを通じて発行されるドル連動型の決済用ステーブルコイン。米ドルとの1対1の交換を目指し、決済・清算や24時間のブロックチェーン送金などでの利用を想定する。ただ、銀行預金ではないため、米連邦預金保険公社(FDIC)の保護対象にはならない。

Paywardは足元で、伝統的な金融市場との接点も広げている。今週にはロンドン証券取引所グループ(LSEG)との提携も発表し、2027年に始動予定の「LSE 24」で、英国上場株に連動するトークン化商品の提供を進めている。

また、新規株式公開(IPO)については市場環境を踏まえて延期しており、現時点で最も早い想定時期は2027年第2四半期にずれ込んでいる。

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