iPhone Ultraは9月発表が見込まれるが、発売当初は供給不足も懸念されている。写真=9to5Mac

Appleが9月に発表するとみられる新モデル「iPhone Ultra」を巡り、初期供給が不足した場合、米国を優先して先行発売する可能性が取り沙汰されている。

米ITメディアの9to5Macは13日(現地時間)、iPhone Ultraの初期生産が限られた場合、Appleが米国市場向けの供給を優先する可能性があると報じた。

注目されているのは、発表前から指摘されている供給制約が、実際の発売時期や販売地域にまで影響するかどうかだ。ChannelNewsのデイビッド・リチャーズ氏は、iPhone Ultraについて発売当初に深刻な供給不足が起きるとの見方が以前から出ているとした。その上で、十分な在庫を確保できなければ、当面は米国市場を先行させる可能性があると述べた。

もっとも、現時点で米国先行発売が確定したわけではない。あわせて浮上している「9月8日発表」説についても異論が出ている。Appleは例年、9月第2週の火曜日にiPhone発表イベントを開いてきたが、今年は8日ではなく、9日が有力視されているという。

どの国・地域が先行発売の対象になるかについても、見方は定まっていない。今回の情報は中国とオーストラリアの情報筋に基づくとされ、両地域が初期発売から外れる可能性を示唆する余地はあるものの、それだけで米国のみの先行販売と断定するのは難しい。

一方で、供給量が十分でない場合に販売地域を絞る可能性自体は否定しにくい。9月はまず米国を優先し、その後に段階的に販売地域を広げる方が、全面的な発売延期より現実的な対応になるとの見方が出ている。

iPhone Ultraが新たな上位モデルとして投入されるなら、初期生産の立ち上がりと地域ごとの配分が重要な変数になるとの従来の見方とも重なる。新たなフォームファクターや新部品を採用した場合は、立ち上げ初期の歩留まり次第で地域ごとの発売時期がずれ込む可能性もある。

最終的な焦点は、iPhone Ultraの初期生産量とAppleの地域別供給戦略にある。米国先行発売は未確認情報にとどまるが、供給不足が現実味を帯びれば、全市場での同時発売ではなく段階投入に切り替える可能性が高まりそうだ。

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