写真=公式サイト。ソウル市竜山区のドラゴンシティホテルで開かれる「AI4Sci Korea 2026」

韓国科学技術情報通信部は9月28日、国際学術大会「AI4Sci Korea 2026」をソウル市竜山区のドラゴンシティホテルで10月1日まで開催すると発表した。AI for Science分野の国際学会としては韓国で初めての開催となる。19カ国から研究者や産業界の専門家ら約600人が参加し、約220本の論文を紹介する。

主催はAIフレンズ(実用人工知能学会)、韓国科学AIフォーラム、光州科学技術院(GIST)の3者で、同部が後援する。

今回のテーマは「自律型研究エージェントとAIによる科学的発見」。研究プロセスを自ら計画・実行する自律型AIエージェントや、各科学分野におけるAI融合研究を軸にプログラムを構成した。

セッションは、AI科学者・エージェント、AI政策、倫理・ガバナンス、生命科学、材料・化学、半導体・ディスプレイ、原子力・核融合、地球科学、数学・計算科学、機械工学、エネルギー・環境、自律実験室、産業応用、物理、ブレイン・コンピューター・インターフェースの15分野を設ける。

基調講演には、ソク・チャオク氏(ソウル大学化学部教授)、トーマス・ザカリア氏(AMD上級副社長)、イム・ウヒョン氏(LG AI研究院共同院長)らが登壇する。このほか、フアン・デ・パブロ氏(ニューヨーク大学教授)など23人が講演を行う。

招待講演を含めると、10カ国から約80人の登壇者が最新の研究成果を発表する。

会期中には、政府の「K-ムーンショット」や各国の科学技術分野におけるAI政策の動向を扱う政策フォーラムも開く。国家先端技術戦略事業の「7大SEEDプロジェクト」と連携し、政府系研究機関と企業が小型モジュール炉(SMR)、核融合、先端バイオなどの分野でのAI活用事例を共有する。

韓国科学技術情報通信部とGoogle DeepMindは、4月に締結した協力覚書を踏まえ、特別セッションを共同開催する。国家科学AI研究センター(NAIS)は、研究開発の全工程にAIエージェントを組み込むAIハッカソンを実施する。

同部は、学会で生まれた成果を共同研究につなげるため、NAISを中心に産学研の融合研究事業も進める方針だ。小規模な探索研究で可能性を検証し、優れたテーマは次段階の研究へとつなげる。

ク・ヒョクチェ科学技術情報通信部第1次官は「科学技術分野のAI資源を連携・開放し、これを土台にバイオや未来エネルギーなどK-ムーンショット12大ミッションの達成を加速したい」としたうえで、「今回の学術大会が世界の科学技術コミュニティーをつなぐ交流の場として定着することを期待する」と述べた。

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