KTのロゴ(写真=KT)

KTは9月28日、NATO(北大西洋条約機構)の次世代防衛通信標準化プロジェクト「NWCSP」の第9回会合に、5G・6G標準化の専門家として参加すると発表した。韓国の通信大手が同プロジェクトに加わるのは初めて。

会合は韓国国防部と韓国情報通信技術協会(TTA)の主催で、9月28日から10月2日までソウルのKT光化門ビル・Westで開かれる。国内外の防衛・政府機関関係者や通信、標準化分野の専門家ら約100人が出席し、防衛分野における5G・6Gの活用策と、次世代防衛通信の標準化の方向性を議論する。

NWCSPは、NATO加盟国とパートナー国の政府機関や民間の専門家が参加し、次世代移動通信技術の防衛分野での活用と標準化を協議する官民連携のプロジェクトだ。オフライン会合は年3回開催しており、5月の第8回会合は米サンディエゴで実施された。

韓国からはこれまで、国防部、韓国国防研究院(KIDA)、TTAなどが参加してきた。KTは第9回会合から5G・6G標準化の専門家を派遣し、同プロジェクトに参画する。

会合では、各国の5G・6G技術開発や防衛分野への適用状況を共有するほか、衛星通信や無線バックホールなどの最新通信技術を防衛分野に導入するための標準化文書を検討する。あわせて、国ごとに異なる通信技術やシステムを相互に連携運用するための関連技術標準についても議論する。

KTは、防衛5G事業で蓄積した技術や構築経験を共有する。商用5G技術を防衛分野に適用してきた実績を踏まえ、今後の5G・6Gベースの防衛通信技術に関する導入指針や標準化の方向性についても意見を示す方針だ。

TTAは、防衛分野における5G・6G技術の導入指針の策定と、国内の防衛産業・通信産業の国際標準対応力の強化に向け、NWCSPへの継続的な参加を進めるとしている。

KT Enterpriseで公共・金融事業本部長(専務)を務めるキム・ウォンテ氏は「5G・6Gなど商用移動通信技術の防衛分野への適用は、民間と防衛分野が連携して取り組むべき課題だ。今回の会合参加を機に関係機関との官民連携を強化し、次世代防衛通信技術の国際標準化の議論にも貢献したい」と述べた。

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