画像=xrpl.org

XRP Ledger(XRPL)の1日当たり成功決済件数が8月5日に263万4440件となり、約4カ月ぶりに260万件台を回復した。日次アクティブユーザーも20万人台に戻るなど、XRP価格が低迷する中でオンチェーン指標に持ち直しの動きが出ている。ブロックチェーンメディアのDecryptoが10日、報じた。

回復を主導したのは決済活動だ。XRPLのエクスプローラー「XRPScan」によると、1日当たり成功決済件数は4月8日に年初来高水準の456万9000件を記録した後、減少基調に転じた。4月末には222万件まで落ち込み、5月初旬には200万件を下回った。

その後も減少傾向は続き、7月初旬には130万件、7月末には110万件前後まで低下。8月1日には90万2309件と、100万件を割り込んだ。

もっとも、その後は急速に持ち直した。8月5日の成功決済件数は263万4440件となり、4月以降で最も高い水準を付けた。Decryptoは、260万件超の水準を回復したのは4カ月ぶりだと指摘している。

ただ、反発がそのまま定着したわけではない。成功決済件数は8月7日に218万1000件へ減少し、8月8日には127万件まで再び低下した。8月9日は149万4000件とやや持ち直している。

ユーザー動向も同様の流れをたどった。日次アクティブユーザーは7月中旬に10万3474人まで減少したが、8月7日には20万8406人まで回復した。7月中旬のボトム比では101%増となる。

日次アクティブユーザーが20万人を超えたのは、2026年6月以来初めて。8月9日は18万1903人とやや減少したものの、直近の平均水準は上回った。

取引密度の改善も確認された。8月5日のレジャー当たりの平均取引件数は149件となり、3カ月ぶりの高水準を付けた。7月中旬の直近ボトムだった51.7件と比べると、188%増となる。

Decryptoは、この指標が5月初旬以降で初めて同水準を回復したと伝えている。

一方、XRP価格は弱含みが続く。足元では1.03ドル(約155円)で推移しており、2025年7月に付けた過去最高値の3.66ドル(約549円)に比べて71.8%安い。

2026年に入ってからも約44%下落している。価格が低迷する局面でも、ネットワーク利用指標が反発している点が今回の特徴といえる。

市場では、価格とオンチェーン活動の乖離が改めて浮き彫りになった格好だ。決済件数、日次アクティブユーザー、レジャー当たりの取引件数がそろって上向いたことは、数カ月にわたる弱含みを経て、XRPL全体の利用が回復局面に入りつつある可能性を示している。

もっとも、8月5日の急伸後に一部指標は再び低下しており、今回の反発が短期的な動きにとどまるのか、トレンド転換につながるのかはなお見極めが必要だ。

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