Appleが配信したiOS 27 Developer Beta 5(画像=Reve AI)

Appleは8月10日(現地時間)、開発者向け「iOS 27 Developer Beta 5」の配信を開始した。今回のベータ版では、SafariやSiriなどのアプリアイコンを刷新したほか、Siriの強化音声は英国英語に対応した。検索関連の新設定「Before Search」も追加した。

米ITメディア9to5Macによると、開発者は「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「ベータアップデート」から「iOS 27 Developer Beta」を選択し、新バージョンをインストールできる。

ベータ5では、Safari、Siri、Remote、プレビューのアプリアイコンを変更した。ほかの一部アイコンについても、「Liquid Glass」デザインに合わせた調整を加えている。

iOS 27ではこのほか、マップ、写真、ウォレットなどでもアプリアイコンの見直しが進んでいるという。

Siriの強化音声は、新たに英国英語に対応した。速度と表現力を調整できるSiri音声は計12種類となった。

ユーザーは「設定」内のSiri音声メニューから、「速度」と「表現力」のスライダーを操作し、それぞれ5段階で調整できる。

最新のiPhoneでは、米国英語8種類、英国英語4種類の音声を選択でき、いずれも速度と表現力の調整に対応する。新しいSiri音声は、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Air、iPad Pro(M4)以降のほか、M3チップ以降を搭載し、メモリ12GB以上を備えたMacなど、最新デバイスでのみ利用できる。

検索関連の設定も見直した。「Before Search」を追加し、アプリ提案の件数やアプリのショートカット提案、最近の検索表示を調整できるようにした。この設定は、ホーム画面の検索提案に反映される。

iOS 27は、Siri AIやApple Intelligence、「Liquid Glass」の改善に加え、各種の使い勝手向上を柱とするiPhone向けアップデートだ。Siri AIは、次世代のApple Intelligenceと新しいApple Foundation Modelsを基盤に再構成した音声アシスタントで、より自然な会話や個人コンテキストの理解、拡張した知識、画面認識、システム全体でのアプリ連携を支援する。

対応端末は、iPhone 11以降とiPhone SE(第2世代)以降。

Appleは8月中もiOS 27のベータテストを継続する見通し。正式版は9月、新しいiPhoneラインアップに合わせて提供されるとみられる。もっとも、ベータ版ではバグの発生やバッテリー駆動時間の変化、アプリ互換性の問題が起きる可能性があり、メイン端末への導入は慎重に判断する必要がある。

今回のベータ5は、大規模な新機能の追加というより、アイコンや検索設定、音声対応といった日常利用に直結する部分の磨き込みが中心となった。9月の正式版に向けた調整段階とみられる。

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