ByteDanceが、最大10兆パラメーター規模のAIモデルを開発しているもようだ。ロイター通信が7日(現地時間)、Financial Times(FT)の報道を引用して伝えた。実現すれば、Anthropicの最先端システム「Mithos」に匹敵する規模になる可能性がある。
FTは、事情に詳しい複数の関係者の話として、このモデルは現在、事前学習の段階にあると報じた。今後、微調整を経て公開される見通しだという。
報道によると、10兆パラメーターという規模は、中国のスタートアップMoonshot AIが手がける「Kimi K3」の2兆8000億パラメーターを3倍超上回る。パラメーターは、モデルが学習データからパターンを認識し、応答生成や各種タスクの実行に用いる数値設定を指す。モデル規模の目安ではあるが、性能を直接示す指標ではない。
Kimi K3に先立っては、Meituanの「LongCat-2.0」とDeepSeekの「V4-Pro」がいずれも1兆6000億パラメーター規模に達していた。中国ではこのほかにも、1兆パラメーター級のモデルを公開する競合が複数ある。
一方、AnthropicとOpenAIは「Fable」「Mithos」「GPT-5.5」など主要モデルのパラメーター数を公表しておらず、米国勢との厳密な比較は難しい。FTは業界推定として、Anthropicの最新モデル「Mithos」は約8兆、「Fable」は約5兆パラメーターに達する可能性があると伝えた。
FTによると、ByteDanceのモデルは、通常3〜6カ月を要する事前学習工程にある。完成後は微調整を経て公開される見通しだ。