Hyundai Motorは、米国で減速するEV需要への対応策として、ロボタクシー事業の拡大を進める。EV専門メディアのInsideEVsが19日(現地時間)に報じたところによると、同社は米ジョージア州サバンナの工場で、Waymo向け「Ioniq 5」ロボタクシーを数万台規模で生産する計画だ。
ホセ・ムニョス最高経営責任者(CEO)は、米サンノゼでロボタクシーをEV事業における最大の新たな事業機会と位置付けた。競合各社が減損処理に動く中、同氏は既存資産の活用を高める戦略を取ったと説明している。
同社は、ジョージア州サバンナにあるHyundai Motor Groupの工場で生産ミックスも見直した。EVの生産比率を引き下げる一方、ハイブリッド車の増産を進めている。これにより生じたEV生産の余力を、ロボタクシー向けに充てる方針だ。
Hyundai Motorは2024年にWaymoと車両供給契約を締結しており、自動運転子会社Motional向けの「Ioniq 5」も生産している。ムニョスCEOは、ロボタクシーの製造事業がすでに収益を生んでおり、Waymo向け「Ioniq 5」ロボタクシーの生産が一つの事業部門として拡大していると明らかにした。
同社は、第4四半期にWaymoへ初号車を引き渡す予定だ。実証用にとどまらない初の「Ioniq 5」ロボタクシーとなる。車両にはWaymoの第6世代自動運転ハードウェアを搭載する。Zeekrのバンも同じハードウェアを採用しているが、「Ioniq 5」は必要な装備を工場段階で組み込んだ状態で生産されるという。
Waymoは現在、米国14都市で約4000台を展開している。Hyundai Motorは、Waymo以外の顧客向けにもロボタクシー事業を広げる可能性を残している。