XRPの現物上場投資信託(ETF)市場で、直近1カ月で初めて資金の純流出が発生した。価格の軟調も重なり、XRPの時価総額順位は4位から6位に後退した。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが6日(現地時間)に伝えたところによると、XRP現物ETFは直近の取引日で総額358万ドル(約5億3700万円)の純流出を記録した。
資金流出はBitwiseに集中した。他のXRP現物ETFでは、この日の取引で資金の流入・流出はいずれも確認されなかった。
今回の純流出は、XRP価格の弱い値動きと重なった。XRPはここ数日、時価総額上位10銘柄の中でも相対的に低調な推移が続き、直近の安値圏を再び試す展開となっている。戻りの勢いも鈍く、市場では1.04ドル水準を再び試す可能性も意識されている。
市場では、今回の動きを単なる1日限りの変動とは見ない向きもある。XRP現物ETFは、他の商品で継続的な資金流出が続く局面でも比較的底堅く推移してきたため、今回の純流出は異例との受け止めが出ている。
特に投資家が注目しているのは、機関投資家のスタンスに変化が生じているかどうかだ。今回の解約が市場参加者の警戒感を強め、機関投資家がXRPへの関心を薄めた可能性や、より慎重な売買姿勢に転じた兆候として受け止められているという。
他のファンドに目立った動きがなかったことも、押し目買いの資金がまだ十分に入っていないとの見方につながった。
こうした価格動向と資金フローの悪化は、時価総額順位にも波及した。XRPは下落基調の中で今月に入って見られなかった水準まで下げ、時価総額も大きく縮小した。
その結果、XRPは時価総額4位の座を失い、現在は6位に後退した。この間にBNBがXRPを上回った。
今後の焦点は、今回の純流出が一時的な動きにとどまるのか、それとも機関投資家の資金配分の変化に広がるのかにある。資金流出がBitwiseに限られ、他の商品で動きがなかっただけに、今後の取引日データが重要になりそうだ。
XRP市場では足元、価格の再テスト、ETFの資金フロー、時価総額順位の変化が同時に進んでいる。こうした流れが続けば、市場全体の投資家心理に一段と重荷となる可能性がある。