Dogecoinで8月入り後初のデッドクロスが発生し、短期的な弱気ムードが強まっている。相場の焦点は、下値支持線として意識される0.068ドルを維持できるかどうか、さらに0.073ドル台を回復できるかに移っている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、6日(現地時間)、Dogecoinのチャート上で50日移動平均線が200日移動平均線を下回り、デッドクロスを形成した。
Dogecoinは3日以降、軟調な推移が続いている。8月に入ってプラスで終えた日は1日だけで、足元の価格は24時間で1.78%安の0.068ドル、週間では2.03%下落した。この流れが続けば、3日以降で4日続落となる可能性がある。
市場参加者がまず注視しているのは、0.068ドルの支持線だ。この水準を維持できなければ、下押し圧力が一段と強まる可能性がある。一方、反発局面では0.073~0.08ドルが上値の抵抗帯として意識される。
今回の弱気シグナルは、7月末に確認された週足ベースのデッドクロスとも重なる。Dogecoinは当時、2023年以降で初めて週足チャートでもデッドクロスを形成した。こうしたシグナルは過去にも、価格停滞に先立って現れたことがあるという。
マクロ環境も短期の値動きに影響している。暗号資産市場は7日に発表予定の7月の非農業部門雇用者数と失業率を控え、方向感に乏しい展開となっている。市場では、新規雇用者数が8万3000人増、失業率は横ばいとの見方が中心だ。
一方で、オンチェーン指標と資金フローには一部で持ち直しの兆しも見える。暗号資産アナリストのアリは、Dogecoinの週次アクティブアドレス数が3万8000から4万4000へと16%増加したと明らかにした。価格が弱含むなかでも、ネットワーク活動は改善を示した格好だ。
ETFの資金フローも流入に転じた。Dogecoinの現物ETFは4日に純流入を記録し、7月21日以来の流入となった。Sosovalueの集計では、流入額は8万2640ドルだった。
もっとも、年初来でみるとDogecoin現物ETFへの資金流入日はなお限られる。2026年に入って純流入が確認されたのは9日のみで、純流出は2日だった。現時点の総純資産は1011万ドル、累計純流入は1220万ドルと集計されている。
足元ではテクニカル面の弱気シグナルが優勢だが、市場では下値の防衛と資金流入の継続が両立するかどうかに関心が集まっている。0.068ドルを維持できるか、そして0.073ドルを上回って戻せるかが、次の値動きを左右するポイントになりそうだ。