Appleのロゴ(写真=Shutterstock)

Appleは、macOSの画面共有機能に存在した認証回避の脆弱性を修正した。対象はmacOS Sonoma 14.8.9、macOS Sequoia 15.7.9、macOS Tahoe 26.6.1の3つのバージョン。米ITメディアの9to5Macが8月6日(現地時間)に報じた。

Appleは当初、3バージョンの更新について「重要なセキュリティ修正を含み、すべてのユーザーに推奨する」と案内にとどめていたが、その後、セキュリティリリースのページを更新し、修正内容を明らかにした。

修正されたのは、画面共有の認証手続きを回避できる不具合だ。Appleによると、ネットワーク上の攻撃者が有効な認証情報がなくても画面共有に接続できる恐れがあった。

現時点で、この脆弱性が実際の攻撃に悪用された形跡は確認されていない。ただ、欠陥が悪用された場合、攻撃者が認証チェックを回避し、対象のMacにリモートアクセスする可能性があった。

影響の範囲は、システム設定やセッションに付与された権限によって異なる。状況によっては、画面の閲覧に加え、アプリの起動やファイルの操作などが可能になっていた恐れもある。

Appleはこの脆弱性を、サポート中の3系統のmacOSで同時に修正した。画面共有機能を日常的に使っていない場合でも、最新のセキュリティ更新を適用することが望ましい。

Appleは足元でソフトウェア更新を続けている。7月中旬にはiOS 27やmacOS 27など次世代OSのパブリックベータを公開したほか、2日前には生成AIによる低品質な大量報告への対応として、バグバウンティプログラムの見直しも実施した。

今回の更新は新機能の追加ではなく、サポート対象全体のセキュリティ維持を優先したものといえる。最新版だけでなく、世代の異なるmacOSも同時に修正対象とした点が特徴だ。

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