韓国研究財団は8月7日、韓国知能情報社会振興院(NIA)が付与する「AI倫理順守機関」確認マークを、研究管理機関として初めて取得したと発表した。
この確認マークは、AIの倫理的な開発・活用と、組織として責任ある運用を促すことを目的に、NIAが一定の要件を満たした機関に付与する制度で、2026年からは対象を公共部門にも広げている。
同財団は取得に向け、組織全体でAI倫理原則を共有し、職員が業務でAIを利用する際に倫理面もあわせて確認する運用体制を整備した。全職員を対象としたAI倫理教育も実施した。
オンライン教育に加え、「安全な生成AI活用のためのリスク管理」をテーマに、外部専門家による特別講演も開いた。
研究現場でのAI倫理定着にも取り組んでいる。6月には「大学研究者のための生成AI研究倫理ガイド」を公表した。研究の各段階で生成AIの活用に伴って生じ得る研究倫理上の問題を未然に防ぎ、研究者の責任ある研究遂行を支援するのが狙いだとしている。
研究開発(R&D)管理業務全般のAIトランスフォーメーション(AX)も進めている。3月には理事長直属の「NRF人工知能委員会」を発足。R&D関連規定のチャットボット、評価意見の妥当性検証、スマート掲示板の自動応答など、R&D管理の全プロセスにAIサービスを導入している。
ホン・ウォンファ理事長は「AI技術活用の成否は信頼と倫理にかかっている」とした上で、「研究管理機関で初のAI倫理順守機関として、大学や研究現場が安心してAIを活用できるよう、国家R&Dの高度化を支えていく」と述べた。
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